Rule:

« もどる

ディスクゴルフ競技マニュアル


2018年版


序論(イントロダクション)

PDGA競技マニュアルはPDGAおよびJPDGA大会のための手続とガイドラインを概説すると共に、ツアー標準文書および公式ルールと連携して使われることになっている。これらの手続とガイドラインは、違った形で指定されない限り、PDGAおよびJPDGA公認の全ての大会に必要である。もしトーナメントディレクターがそれらの文書の中に受け入れ不可能な何らかの要件を発見した場合は、tourmgr@pdga.com宛メールでPDGAツアーマネジャーに連絡するか、706.261.6342に電話することによって撤回を要求することができる。同様にJPDGA宛メールはoffice@jpdga.jp、電話の場合は、096-200-2336へ。

ゲームの精神

ディスクゴルフは一般的にレフェリーまたは審判員の監督なしで行われる。ゲームは、プレーヤーが規則に従って、スポーツマン精神、誠実さ、他のプレーヤーへの配慮を発揮することで成り立っている。どれほど競い合うとしても、すべてのプレーヤーは、常に修練を積んだ礼儀、スポーツマンシップの元、自分自身を律しなければならない。「コールを行いなさい。コールを受け入れなさい」それは個人的にではなく、ルールに基づくもの。それがディスクゴルフのゲームの精神である。
ディスクゴルファー規定

1. プレー・スマート:
ブラインド(物陰の)エリア、またはプレーヤー、観客、歩行者、他の施設の利用者が範囲内にいる時のスローの禁止。スポッターを活用する。

2. コースの尊重:
明示されているすべてのルールを遵守すべきである。コース内の設備あるいは植物の損壊、落書き、散らかしは禁止である。

3. スポーツを表現しなさい:

ポジティブでありなさい、責任感を持ちなさい。他の人に教えなさい。

 

セクション1:トーナメントの手続き

1.01 プレーヤーの資格

A.JPDGA・JFDAに所属するすべての会員は、クラス(プロまたはアマチュア)、年齢、性別に基づいて、どの部門においても競技する資格を有する。例外は事前にトーナメントディレクターにより承認されなければならない。部門の適正についての詳細は、セクション2:部門資格を参照。
B.現在のJPDGA・JFDA会員は、あらゆるJPDGA公式大会において競技することができる。(ただし、NT大会においては2019年度を目途にオフィシャルの資格を有することとする。)現在、会員ではないプレーヤーは、非メンバーの料金を支払うことで競技できる。この料金は、ジュニア部門で競技するプレーヤーを除くすべてのプレーヤーに求められる。
※ここに記載された事項以外は、以下のPDGA競技マニュアルに準ずる。
A.PDGAに所属するすべてのメンバーは、クラス(プロまたはアマチュア)、年齢、性別、およびレイティングに基づいて、どの部門においても競技する資格を有する。例外は事前にPDGAツアーマネジャーにより承認されなければならない。部門の適正についての詳細は、セクション2:部門資格を参照。
B.現在のPDGA会員メンバーは、あらゆるメジャー大会、エリートシリーズ/ナショナルツアー、もしくはスーパーツアー(Aクラス)において競技することができる。現在メンバーではないプレーヤーは、その他の全てのPDGA承認の大会において、非メンバーの料金を支払うことで競技できる。この料金は、ジュニア部門で競技するプレーヤーを除くすべてのプレーヤーに求められる。

1.02 トーナメント登録

A. JPDGAの公式大会(NT・ABT)には事前登録が必須であり、すべての他の公式大会にも事前登録が推奨される。
B. 最終的に、参加料が開催側によって受け取られて確認されるまで、プレーヤーは正式なエントリーとはならない。
C. 登録については、部門別またはプロ/アマのクラス別に、事前に公表された上限数に達するまで先着順に受付される。公表されないケースでも各部門または各クラスは先着順となる。
D.その他、JPDGA「公式戦優先出場資格について」による。

※ここに記載された事項以外は、以下のPDGA競技マニュアルに準ずる。

A. PDGAのメジャー、エリートシリーズ/ナショナルツアー、Aクラスの大会には事前登録が必須であり、すべての他の大会にも事前登録が推奨される。
B. 最終的に、参加料が開催側によって受け取られて確認されるまで、プレーヤーは正式なエントリーとはならない。
C. 登録については、部門別またはプロ/アマのクラス別に、事前に公表された上限数に達するまで先着順に受付される。公表されないケースでも各部門または各クラスは先着順となる。
D.待機者リストは、事前に公表された上限数に基づいて維持される(全体、クラスごと、または部門別)。
E. オンライン経由でのエントリー受付は入力された日付であり、オンラインのエントリーポイントで参加料を受け取った時点に基づいて受付日時が記録される。
F.複数のエントリーが同時に受け付けられた場合、若いPDGAナンバーのプレーヤーが優先権を持つ。
G. 大会主催者は、事前登録リストと待機リストをpdga.comまたはトーナメントの公式サイトに掲示し、それらのリストを少なくとも毎週更新しなければならない。
H. エントリーフィーが支払われた場合のみ、トーナメントリストに公表するのが望ましい。

1.03 大会の辞退と返済方針

A.プレーヤーが大会を辞退する場合は、必ずEメールまたは電話でトーナメントディレクターに直接、連絡しなければならない。(他のトーナメントスタッフを含む)トーナメントディレクター以外の者への口頭での申し出は、正式な辞退とはみなされない。
B.大会申し込み締め切り前に、参加の辞退を正式に申し出たプレーヤーには、100%の現金(手数料として10%または必要実費額が差しひかれた額)が返済される。(手数料が差し引かれた額10%または必要実費額)
C.大会申し込み締め切り以後の辞退については、参加費の返却は行わない。プレーヤーが受け取る予定だったプレーヤーズパックが送付される。

※ここに記載された事項以外は、以下のPDGA競技マニュアルに準ずる。

A.プレーヤーが大会を辞退する場合は、必ずEメールまたは電話でトーナメントディレクターに直接、連絡しなければならない。(他のトーナメントスタッフを含む)トーナメントディレクター以外の者への口頭での申し出は、正式な辞退とはみなされない。
B.大会の待機者リストに入るための10ドル以上を支払いつつも、大会に参加しなかったプレーヤー、または大会参加者の登録および待機者リストの更新の最終結果が公表される前(大会の1週間以上前が推奨される)に辞退を正式に申し出たプレーヤーは、支払った現金の100%から10ドルの待機者リスト料金を差し引いて返済される。返済不可とされた待機者リスト料金である10ドルを支払った場合は、返済されない。
C.大会開始の30日以上前に参加の辞退を正式に申し出たプレーヤーは、100%の現金が返済される。(最大10ドルの手数料が差し引かれた額)
D.大会開始の15〜29日前に参加の辞退を正式に申し出たプレーヤーは、参加予定の部門の待機者リスト、もしくは繰り上がりのリスト(もし提示されていれば)がすでに満たされている場合に限り、最大10ドルの手数料が差し引かれた100%の現金返済が受けられる。 もし、満たされていなければ、トーナメントディレクターは50%の現金返済、もしくはプレーヤーが受け取る予定だったプレーヤーパック(送料を差し引く)を送るかの選択ができる。参加料の最低25%の価格のプレーヤーパックが提供されない大会におけるプロ部門のプレーヤーについては、トーナメントディレクターは50%の現金を返済をする。
E.大会開始の14日前以降に参加の辞退を正式に申し出たプレーヤーは、参加予定の部門の待機者リスト、もしくは繰り上がりのリスト(もし提示されていれば)がすでに満たされている場合に限り、最大10ドルの手数料が差し引かれた100%の現金が返済される。もし、満たされていなければ、トーナメントディレクターは25%の現金返済、もしくはプレーヤーが受け取る予定だったプレーヤーパック(送料を差し引く)を送るかの選択ができる。参加料の最低25%の価格のプレーヤーパックが提供されない大会におけるプロ部門のプレーヤーについては、トーナメントディレクターは25%の現金を返済する。
F.登録の締め切りや待機者リストの更新の最終発表の前に、大会からの辞退を正式に申し出ず、かつプレーを行わない(もしくは現れない)プレーヤーは、参加料を喪失し、返済またはプレーヤーパックを受領できない。(これは待機者には適用されない;上記1.03.B参照。)
G.メジャー、ナショナルツアー、およびAクラスの大会のトーナメントディレクターは、C、D、およびE.アイテムの予定変更をツアーマネジャーに申請できる。承諾された場合、その方針はすべての印刷物とともに、はっきりと公表されなければなりらない。
H.トーナメントディレクターが、ある部門に登録されたプレーヤー数が不足のために部門を取りやめる場合は、(2.01.Kを参照)別の部門への移行を望まないプレーヤーは、全額の返済がなされる。

注記:大規模の大会では、辞退と返済が引き起こす複雑さを回避するため、プレーヤーパック内にパーソナライズ(個人を特定する)された物品を含まないことを強く推奨する。パーソナライズされた物品は、大会参加料に含むことなく、登録期間中に購入できる個別の商品として、払い戻しできない料金で提供されるべきである。
1.04 大会チェックイン
A. 公式大会(NT・ABT)のプレーヤーは事前のトーナメントチェックインが必須で、LTの大会においても推奨される。

※ここに記載された事項以外は、PDGA競技マニュアルに準ずる。

A. メジャー、エリートシリーズ/ナショナルツアー、およびAクラスの大会のプレーヤーは事前のトーナメントチェックインが必須で、すべての他のクラスの大会においても推奨される。
B. トーナメントディレクターにより指定された時間までにチェックインしないプレーヤーは、すべて公式な参加資格と参加料を没収される。例外は唯一、トーナメントディレクターの裁量においてのみ認められる。

1.05 練習ラウンド、プレーの開始、遅刻

A.プレーヤーは、大会に先がけて、自らの練習ラウンドをスケジューリングする責任がある。コースが利用可能かどうか、および練習ラウンドのためのセットアップは変更される場合がある。(詳細はツアー基準を参照)。1つのコースまたは複数のコースは、トーナメント中、およびトーナメントディレクターが明示した練習時間以外はすべて閉鎖される。
B.2タイプの開始方法が競技を開始するために用いられる:
1.ショットガンスタート(複数のグループが同時に始まるラウンド):予定された時間に、スコアカードがトーナメント本部でプレーヤーに分配される。カードが配布された後に、グループは、それらの割り当てられたホールに到着するのに十分な時間を与えられる。プレー開始まで残り2分であることを示すために音響装置〈エアホーンなど〉が使用される。合図として2回短くホーンが鳴らされる。その時、プレーヤーは、練習を終えて、即座にそれらの開始ホールのティーに行かねばならない。もし開始2分前の合図と開始までの間に、プレーヤーによるスローが、2人以上のプレーヤーまたはオフィシャルによって視認されれば、警告を受ける。その後さらに、同じプレーヤーによるスローが2人以上のプレーヤーまたはオフィシャルによって視認された場合、スローの回数にかかわらずプレーヤーのスコアに1投のペナルティスローが加算される。長く1回鳴らすホーン音が、ラウンド開始とスコア係へのスロー順をコールする合図となる。
2.時間差スタートまたはティータイム(グループが一定のホールから順に始めるラウンド):プレーヤーは、トーナメントディレクターにより発表された時間にスタートする。プレーヤーは、それらのティータイムの10分前にスタート係の元にチェックインするようことが望ましい。コース上のプレーヤーを邪魔しない限り、プレーヤーは、スタート係がそのグループに2分前であることを示すまでの間、練習することができる。
C.コース内にいること、自らのラウンドの開始に間に合わせてプレーの準備をすることは、プレーヤーの自己責任である。
D.もしプレーヤーが投げる順番が来た時に居ない場合は、スコア係は30秒をカウントする。もし30秒経過後にプレーヤーがスローしなかったならば、パープラス4のスコアがそのホールに記録される。この手続きは、プレーヤーが欠場しているその後のすべてのホールにも引き続く。ホールは決して再プレーされないものとする。もし完全にラウンドを欠場するか、またはプレーヤーがラウンドを終了しない場合、トーナメントディレクターの裁量で失格とされる。
E.ショットガンまたはティータイムラウンドに遅れて到着したプレーヤーはトーナメントディレクター、トーナメント本部、またはティータイムスタート係に自分の正しい開始グループを教えてもらう責任があり、そのグループもしくはプレーヤー不在のためトーナメントディレクターにより作成された新たなグループにおいてプレーを始めることに自己責任がある。プレーヤーは新たなグループが全員揃うか、ティーに到着するまでホール毎にパープラス4が課される。他の違うグループでプレーすることは、競技上で有利になろうとする行為と見なされ、失格理由となる。

1.06 グループ分けとセクション分け

A.プロとアマチュアのプレーヤーは同一のグループに組むべきではない。同一部門同士は実行可能な限り、同一グループとするべきである。
B.部門内のすべてのプレーヤーは以下の方法のうちの1つによって、最初のラウンドのためにグループ分けされなければならない:
1.ランダムグループ分け;部門内のプレーヤーは最初のラウンドのために無作為にグループ分けされる。
2.プレーヤー・レイティング・グループ分け;部門内のプレーヤーは、最初のラウンドのグループを設定するために、プレーヤー・レイティングによってグループ分けされる。最も高いレイティングのプレーヤーは、最も若い番号のホール、2番目に高いレイティングのプレーヤーは次のホールから始める、このプロセスを、すべてのスタートホールが満たされるまで続ける。例えば、同一部門内レイティングの順位により設定される3つのホールにわたる12人のプレーヤーのグループ分けは下記のようになる:
ホール1:プレーヤー1、4、7、および10ホール2:プレーヤー2、5、8、および11ホール3:プレーヤー3、6、9、および12
3.複数のプールまたはセクションに分けられるほど多人数の部門について、プレーヤーは、レイティング別に分割されるべきである。(例:プールAには72人の高レイティングのグループ、そしてプールBには72人の低レイティングのグループ)そして、最初のラウンドのために個々のプール内でランダム化されるべきである。
4.LTの大会(PDGAのCクラスの大会)は、グループ分け(最初のラウンドのみ)のために部門を無作為に混在させる選択ができる。唯一、ジュニア II〜ジュニアV I部門のプレーヤーは、同じ部門とみなして混在させることが可能である。
C.その後の全てのラウンドにおいても、プレーヤーは実行可能な限り多くの部門別にグループ分けされるべきである。
D.部門内では、プレーヤーは最も少ないスコア順にグループにされるべきである。(1.09のタイブレーク参照)最も少ないスコアを持つグループは、最も若い番号のホールからスタートする。もしティータイムが採用されているならば、最も少ないスコアを持つグループは最も遅いティータイム・スタートとする。
E.同一の合計スコアのためのタイブレーク( 1.09タイを参照)
F.公正さを期するために、グループは、トーナメントディレクターによって必要であると考えられる酌量状況の場合を除き、3人のプレーヤーより少人数で成立しないようにすべきである。3人未満のプレーヤーでプレーする必要がある場合、指名されたトーナメントオフィシャルがグループに同行し、競技中のプレーヤーを妨げないようにプレーしなければならない。
G.グループは5人を超えるべきではなく、可能な限り、常時4人のプレーヤーに制限されるべきである。
H.1つのラウンドにおいて同時にプレーすることが可能な数以上の出場者がいる場合には、競技のフィールドはセクションまたはプールに分割することができる。同一部門内のプレーヤーは競技中、確実に同じレイアウトのホールをプレーしなければならない。
I.もしコンディションがセクション間でのプレーに異なった影響を与えるならば、トーナメントディレクターは、進行を考慮するためにセクションを分けることを検討してもよい。そのケースにおいて、進行中のプレーヤー数に比例した人数がスコアに応じて個々のセクションから再編されるが、それまでのスコアは引き継がない。
J.グループ内の個々のプレーヤーと大会TD(PDGAツアーマネジャー)によって事前に承認されていない限り、メディアを対象とした「スーパーグループ(限られたトッププレーヤーのみの編成)」による第1ラウンドは許可されない。

1.07 プレーの中断(サスペンション)

JPDGA(PDGA)-認定大会の全員の安全確保が最も重要である。トーナメントディレクターは、コンディションがプレーヤー、スタッフ、および観客に危険をもたらす前にプレーをサスペンド(中断)するため、雷検出器やオンラインの天気図(非常に活発な嵐や稲妻がエリアに移動しているとの表示)などすべての入手可能な情報を利用することが強く推奨される。(PDGA:大会中のサスペンション(中断)と取消し方針を参照)
A.もし、トーナメントディレクターの判断により、雷、豪雨その他の危険な状況により、プレーの継続が困難な場合や危険な場合は、トーナメントは中断(サスペンド)される場合がある。プレーを中断する合図は、スタートの合図と同じ方式で行われ、短いホーンを3回鳴らすこととする。ホーンは1分毎に繰り返されるべきで、トーナメントディレクターは、すべてのグループが合図を聞けるように最善を尽くす。
B.プレーヤーは直ちにプレーを止めて、グループの各メンバーのライをマークしなければならない。自然物は、プレーヤーがプレーを再開する場合のおおよそのライをマークするのに十分である。その後、プレーヤーは避難すること。プレーヤーは、適時、最初のティーエリア、クラブハウス、トーナメント本部またはトーナメントディレクターにより指示されたエリアに戻るものとする。サスペンション(中断)の合図の後に最低30分間はプレー中止となる。
C.ラウンドが中断された時点のおおよそのライから各プレーヤーはプレーを再開するものとする。おおよそのライはグループ内の多数決で決定される。
D.トーナメントディレクターがコンディションを判断した上で、30分以上の中断後にプレーが再開されるか、もしくはサスペンション(中断)が延長される。
E. プレーは、ラウンドの開始と同じ合図を使って再開されることとする:2分前の合図は2回短くホーンが鳴らされ、そして、2分後に長いホーンが1回鳴らされる。これがラウンド再スタートの合図である。
F.もしコンディションが改善しないか、または、トーナメントディレクターが計画していた終了時刻より早く陽が落ちると判断した場合には、トーナメントディレクターは、予定されたトーナメントのうちの後の日程へラウンドの未完了の部分を延期してもよい。(PDGA大会中のサスペンションと取消し方針を参照)
G. ラウンドが再開される場合は、部分的なラウンドのスコアはラウンドの終了まで常に持ち越されるものとする。
H. プレーヤーが、時期尚早にプレーをやめた場合や、中止の合図が鳴る前にプレーをやめた場合は、トーナメントディレクターの判断で2投のペナルティスローが課せられるものとする。
I. トーナメントディレクターは、予定されたトーナメントのすべてのラウンドを完了するためのあらゆる努力を行うべきである。

1.もし全体で3ラウンド以内の予選ラウンドが予定されているならば、大会が公式であるとみなされるには、すべてのプレーヤーが最低1ラウンドを完了しなければならない。
2.もし全体で4ラウンド以上の予選ラウンドが予定されているならば、大会が公式であるとみなされるには、すべてのプレーヤーが最低2ラウンドを完了しなければならない。
3.もしこれらの基準が満たされなければ、大会は予定変更されるべきである。もし予定の組み直しが不可能で、および(または)、プレーヤーが参加することができないならば、プレーヤーパック、PDGAおよび他の関連費用を差し引いた十分な返済が行われる。
J. すべてのサスペンド(中断)されたラウンドは実行不可能なコンディションでない限り、完了されるものとする。もし実行不可能なコンディションならば、必要なラウンド要件が満たされている限り、完了したラウンドのみで終了とされる。(PDGA大会中のサスペンション<中断>と取消し方針を参照)
K. 中断されたラウンドの完了は以後のラウンドより高い優先事項であるため、中断されたラウンドを完了するために以後のラウンドがキャンセルされる場合がある。

1.08 プレーヤーの人数カット

A. トーナメントディレクターの裁量で準決勝や決勝戦のための人数カット(足切り)が行われることがある。これは大会開始前に正式に発表される。
B. トーナメントディレクターにより事前に発表されていなければ、準決勝または最終カットのためすべての同順位者はタイ・ブレイク(サドンデス)によって分割される。(セクション1.09を参照)
C. プレーヤーに対して賞金が支払われるために、足切りを含めて賞および賞金支払ライン、あるいはそのラインより上にカットラインを作ることが求められる。唯一の例外は、大会の終了を強いられる悪天候に依る場合である。(PDGA大会中のサスペンション<中断>と取消し方針を参照)
D.準決勝や決勝に参加しないことを選ぶ資格のあるプレーヤーは、残りのフィールドで最後に終了した場合と同等の順位と賞金、もしくは賞品を受け取るものとする。
E.2ラウンドを超える大会は、最後のラウンドの開始に先がけて、原則として賞および賞金(すべての追加賞金を含む)を発表しなければならない。
F.敗者復活ラウンドは大会の範疇外であり、非公式であり、推奨されない。トーナメントにおけるプレーヤーの順位にも影響しない。敗者復活ラウンドは公式なトーナメントラウンドのスケジュール内で採用されるべきではない。

1.09 タイ(同順位)

A.ラウンド間のグループが組み直される時には、同順位の者は分割されるべきである。順位がリセットされる時は、直近のラウンドにおいて最も少ないスコアを持つプレーヤーが、最も高い順位に位置することとする。以前のラウンドに遡っても最少スコアが同順位の場合には、同順位のプレーヤー間でより高いランキングとされる、より若いPDGA番号によって分割され、PDGA番号を持たない同順位のプレーヤーにおいては姓のアルファベット順によって分割されるものとする。
B.下記1.09.Dで示される場合を除き、いかなる部門の優勝者を決める場合にも、または人数カットの場合にも、最終のタイ(同順位)はサドンデスにより分割されなければならない。トーナメントの開始前に、一定のホールまたは一定のホール群が、トーナメントディレクターにより明示されていない限り、サドンデスは1番ホールから始めるものとする。どのような状況の下でも、優勝者の決定(同順位の分割)のためにサドンデス以外の方法を用いるべきではない。
C.優勝賞金または賞は、部門勝者に授与されて、大会結果にリストされなければならない。賞金または賞は、優勝者以外では下記1.09.Dにおいて示される場合を除き同順プレーヤーの間で均等に分割されない場合もある。
D.優勝者を決める同順位分割のための要件への例外:
(1) 同順位の競技者が既に大会会場を去ってしまっていた場合の第1位の同順位者。
(2) 適切に予定された大会最終日において、危険な状況になったため、イベント終了または第1位の同順位者の分割を行う時間が足りなくなった場合の第1位の同順位者。いかなる状況の下であれ、プレーヤーは大会を完了させるために、適切に予定されたラウンドの最終日の翌日になって再び会場に戻ることを要求されるべきではない。もし競技のために適切に予定されたラウンドの最終日にサドンデスのプレーオフが実施できないならば、第1位の同順位者は、プレーヤーの間で、共同チャンピオンと宣言され、ランク付けに応じた順位の賞金と賞が分割されるべきである。(もし2人のプレーヤーが第1位に同順位ならば、彼らは、1位と2位の賞金または賞を分割するものとする。)
E.他の順位における最終的な同順位は、同順位として公式に記録されることになる。同順位のプレーヤー(第1位を除いて)への賞金の配布は、同順位プレーヤーに位置付けられている順位の数に割り当てられた全部の賞金を合計して分配される。同順位プレーヤーの数によって決定されることとする。同順位の場合のトロフィーの分配は、サドンデス、あるいはトーナメントディレクターが決める任意のディスクゴルフに関する技術を競うことによって決定される場合がある;しかしプレーヤーは、公式の結果報告においては同順位として記録されなければならない。

1.10 賞の配布

A. JPDGA(PDGA)公認の大会(リーグを除く)のプロ部門で賞金を受け取ることのできるプレーヤーは、現在のプロクラスJPDGA(PDGA)メンバーのみである。もし現在、プロクラスJPDGA(PDGA)メンバーではない者が、賞金を受け取ることを望む場合は、新しいプロメンバーシップ料金、アップグレード料金(もし現在アマチュアならば)またはプロメンバーシップ更新料金がトーナメントディレクターにより彼らの賞金から差し引かれJPDGA(PD.GA)に送られる。
B. プロ部門でプレーするアマチュアは現金や現金の代わりの賞品を受け取ることはできない。彼らは(もし用意されていれば)トロフィーのみ受け取ることができる。この場合、以下のすべての賞金は順次下位の者に譲られていき、賞金を受け取ることができる順位が追加される。
C. プレーヤーによって辞退されたどのような賞(現金または品物)も下位の順位の者に順次、譲られていく。(例:もし第3位のプレーヤーが賞を辞退した場合、第4位のプレーヤーが3位の賞を受け取り、第5位のプレーヤーは4位の賞を受け取る。)トーナメントは、辞退された賞が部門内のすべての順位のプレーヤーに行きわたった後にのみ、譲られた賞を保留することを許される。

※ここに記載された事項以外は、PDGA競技マニュアルに準ずる。

D.スキンズマッチや(及び、他の同様なフォーマット)の使用は、PDGA大会で許可されるが、それらのスコアによって最終的なプレーヤーの大会での全体順位を決定することを認められない。また、そのような賞はプレーヤーの勝利に対して栄誉とはされない。
E. 大会の終了時において、結果がリストにされ確認されたら、プレーヤーには自らが得たすべての賞が配布される。

1.トーナメントディレクターは自由裁量で、早めに賞を授与することができる。
2. 賞の公式な配布より早く、自分の賞金をもらわずに去るプレーヤーは、その賞金の要求を意思表示するため、TDにできるだけ早く連絡し、また、いかなる発送関係の費用についても責任を負担しなければならない。
3. もしトーナメントディレクターがプロ賞金の電子支払い(PayPa lなど)を使うならば、
それらの賞は大会の完了後の2営業日以内に配布されなければならない。トーナメントディレクターは、支払いを電子的に受け取る能力を持たない人々には現金または小切手で提供しなければならない。
4. もしトーナメントディレクターがアマチュアのために商品券を使うならば、その大会において、またはオンラインで購入後、買い戻しが可能でなければならない。
5. (トーナメントディレクターに遺漏がなく)大会の終了後6ヶ月間請求が行われていない残っている賞(賞金または品物)は、プレーヤーにより放棄されたものとする。トーナメントディレクターは、プレーヤーに連絡を取って発送を申し出るなどプレーヤーに賞を提供する適切な努力をしなければならない。

1.11 オフィシャル

A. 公認オフィシャルになるためには、個人は現在のJPDGA(PDGA)メンバーでなければならず、JPDGA(PDGA)オフィシャルの試験を通過した後に公認される。プレーの規則への重要な変化において、JPDGA(PDGA)理事会は、それらの公認オフィシャルとしての地位を継続するために、アップデートされた試験に合格または講習会に参加することを公認オフィシャルに要求できる。
B.トーナメントディレクター(およびアシスタントトーナメントディレクター)は、どのようなJPDGA(PDGA)大会においても承認されて活動するためには、現役の公認オフィシャルであることが要求される。

C.すべてのプレーヤーは、JPDGAのNT大会(エリートシリーズ/ナショナルツアーまたは主要なPDGA承認大会)において競技するためには、公認オフィシャルの資格がなければならない。試験は、PDGA公認ディスクゴルフルールとPDGA競技マニュアルに基づいて行われる。(ただし、JPDGAのNT大会においては、2019年度より実施予定)
D.公認オフィシャルは、個人がJPDGA(PDGA)大会でルールを決めることができるトーナメントオフィシャルであることを認めるものではない。

1.12 トーナメントオフィシャル

A.トーナメントディレクターまたはPDGAマーシャル(司令官)により指名された公認オフィシャルのみが、所定の大会のトーナメントオフィシャルである。
B.JPDGA(PDGA)公認の大会においては、トーナメントオフィシャルのみが、プレーヤーまたはグループが行うルールで許可されている通告以外に裁定を下すことができる。
C.観客はトーナメントオフィシャルではなく、ルール判定を行うことはできない。トーナメントオフィシャルではなく、ラウンド中にプレーを行っていない大会のプレーヤーは、(ラウンド終了後であれスタート前であれ)観客と見なされる。
D.各トーナメントオフィシャルは、常にトーナメントにおけるコース上のルールとPDGAルールブックの両方を携帯しなければならない。
E.もしトーナメントにおいて、任命されたトーナメントオフィシャルが競技する場合は、彼または彼女は、規定により許されるグループのメンバーとしてのみ行動し、どのような判定のためにも自分が参加する部門内ではオフィシャルとしてルール判定を行わないものとする。
F.グループ内でのルール解釈は、トーナメントオフィシャルの判定によって置き換えられる。しかしチーフオフィシャルであるトーナメントディレクター、または任命されたチーフオフィシャルに対して訴えを行うことができる。
G.トーナメントディレクターは、ボランティアに視認を目的にスポッターとして行動する権限を与えることができる。しかし、スポッターの判定がグループの判定に取って代わることはない。

1.13 若年者の安全

トーナメント中のジュニアプレーヤーについての両親と保護者の責任
両親または保護者は、JPDGA(PDGA)公認の大会中に、彼らの子供について責任を持たなければならない。 JPDGA(PDGA)スタッフと大会スタッフは、大会中にトーナメントプレーヤーの子供や、観客などの子供について責任はない。両親または保護者は、子供を独りでプレーのエリア付近や、クラブハウスや、またはどのような他のトーナメント開催地内であっても放っておいてはならない。
MJ3、FJ3、MJ4、FJ4、MJ5、FJ5、MJ6、FJ6部門のプレーヤーは、トーナメントラウンドの間、親または保護者が同行しなければならない。さらに、部門を問わず13歳以下のどのプレーヤーであっても親または保護者が同行しなければならない。親1名または保護者1名は、ラウンドの開始に先がけて各両親(保護者)の全員が同意すれば、同じグループの複数の年下のプレーヤーについて責任を持つことができる。 MJ1、FJ1、MJ2、FJ2部門のプレーヤーについては、トーナメントラウンドの間、親または保護者が同行しても構わない。
JPDGA(PDGA)公認のトーナメントラウンドの時にジュニア部門のプレーヤーに同行している両親(保護者)は:
.キャディーの役割を引き受けることができる;ジュニアプレーヤーがディスクを選択したり、スローを選択したり、ルールを解釈したり、スコアを記入するのを補助すること。
.フットフォールトやマナー違反などのルール判定や第三者の判定を行ってはならない。
.グループ内のすべてのジュニアプレーヤーへのポジティブなサポートを示すことにより、良好なスポーツマン精神を助長してあげること。
.個人的な勝ちたい希望よりも感情的・肉体的幸福の方が上位であるということをグループ内のすべてのジュニアプレーヤーに示すこと。
.口汚いまたは不敬な言葉の使用を慎むこと。
.薬、アルコール、またはタバコの使用を禁止する。
親(保護者)としての責任を遵守しなければ、結果としてジュニアプレーヤーの資格剥奪、もしくはトーナメントディレクターにより、親(保護者)と同行するジュニアプレーヤーが大会からの退場となる場合がある。

 

セクション2:部門資格

2.01 一般

A.プレーヤーは、クラス(プロまたはアマチュア)、年齢、性別に基づいて、不適任な部門に入ることを許可されない。
※ここに記載された事項以外は、PDGA競技マニュアルに準ずる
B.プレーヤーは、自らが競技するのにどの部門が適格なのかを知っている責任がある。不適任な部門へのエントリーは、結果として大会からの資格剥奪および(または)JPDGA(PD.GA)大会からの権利停止を生じることがある。(例外として2.02を参照。)
C.もし大会の開始後に、トーナメントディレクターが、あるプレーヤーが不適格な部門にいると気がついたならば、両部門が正確に同じレイアウトでプレーされていた場合に限り、その後のラウンドは、そのプレーヤーを正しい部門に異動させることができる。もしそうでなければ、そのプレーヤーを大会から退場させなければならない。
D.大会が、別々の日に競技が行われる様々な部門を持ち、JPDGA(PDGA)カレンダー上同時に別個のエントリーとしてリストされていない限り、プレーヤーは、1つの大会につき1つの部門のみで競技することを許される。
E.プレーヤーは、PDGA公認の大会において競技する時に、名前とJPDGA(PDGA)番号で自身を適切に識別しなければならない。匿名であったり、違う身元を装ったプレーヤーは大会から失格させられ、JPDGA(PDGA)ツアーからの出場停止処分となる場合がある。
F.プロ部門でプレーするプレーヤーは、賞金を競い合う。プロ部門でプレーするアマチュアプレーヤーは、プロになることのみによって賞金を受け取ることができる。または、彼らのアマチュアステータスを保持するために、賞金を辞退し、トロフィー(もしそれが入手可能ならば)だけを受け取ることができる。(セクション1.10賞の配布A&Bを参照)
G.アマチュア部門でプレーするプレーヤーは、トロフィーおよび(または)賞を競い合う。
H.もし望むならば、女性のプレーヤーは、混合部門で競技することができるが、男性のプレーヤーは女性の部門で競技できない。(スポーツの性別再割当てについてのPDGAウェブサイトを参照)
I.すべてのアマチュアプレーヤーは、年齢、性別、および大会基準に基づく適格なプロ部門で競技することができる。
J.JPDGA(PDGA)プロメンバーは許された場合のみアマチュア部門で競技することができる。(詳細はセクション2.04を参照)JPDGAでは、TDの裁量でオープン参加のみ認めることがある。(この場合、賞、順位には入らない)
K.トーナメントディレクターは、登録フォームにおいて資格を示すことで、それらの大会において提供する部門を限定できる。そのような注記がなければ、トーナメントディレクターは4人以上の適格であり競技を望むプレーヤーがいるすべての部門を提供しなければならない。トーナメントディレクターは裁量により4人未満のプレーヤーがいる部門を提供できる。(セクション1.03 Hを参照)
L.JPDGA(PDGA)メンバーは、もしトーナメントディレクターから提供されるならば、適格であるどの部門でもプレーすることができる。過去の成績に基づき、プレーヤーに部門の異動を強制するすべてのローカルルールは無効で、PDGA公認の大会では適用不可である。

2.02 例外

TDの裁量でオープン参加のみ認めることがある(この場合、賞、順位には入らない)
※ここに記載された事項以外は、PDGA競技マニュアルに準ずる。

2.03 プロ/アマチュアのクラス変更

JPDGAでは、年間1回のクラス変更を認めている。プレーヤーは、クラス変更を求める際、全ての要件を満たしていなければならない。
※ここに記載された事項以外は、PDGA競技マニュアルに準ずる

プロからアマチュアへ

A.プロとしてPDGAに登録されたプレーヤーはPDGAメンバーシップマネジャーまたはPDGAツアーマネジャーに対してアマチュアクラスへの変更を申請することができる。ただし、プレーヤーはクラス変更を求める際のすべての要件を満たしていなければならない。

アマチュアからプロへ

A.プロに変更することを望んでいるアマチュアは、PDGAメンバーシップマネジャーに連絡して変更ができる。
B.プロ部門で競技したアマチュアプレーヤーが賞金を受領した場合には、プロとして自動的にクラス変更がなされる。(セクション1.10 賞の配布A&Bを参照)。エースプールなどの付随的なコンテスト、トップラウンド賞、またはCTP(ニアピン)コンテストにて賞金を受け取った場合は、アマチュアの権利は剥奪されない。
2.04 アマチュアでプレーするプロ、プロでプレーするアマチュア
JPDGAでは、プロが、アマチュアでプレーすることは認めていない。(例外内容は2.02参照)アマチュアがプロに参加する場合、出場要件を満たしていれば参加は許可される。この場合、順位ポイントは、登録部門には移行しない。(プロ、アマのクラス変更は、大会以前に行われた場合のみ有効となる)賞の受け取りは、トロフィーのみとなり、その他の金品は、以下の順位に繰り下げられる。

※ここに記載された事項以外は、PDGA競技マニュアルに準ずる

A. プロは、PDGAの A、B、およびCクラスの大会において、部門、レイティング、ポイントに基づく「アマチュアでプレーするプロ」のセクションの記述に従い、レイティング、年齢、および性別に基づいて適格なアマチュア部門での競技が可能である。
B. そのプレーヤーは成績に応じたアマチュアポイントを授与されるが、それらのポイントはプロの年末表彰またはプロワールド招待選手の選定には該当しない。
C. Cクラスのプロ部門で競技しているアマチュアプレーヤーは、その成績に応じたプロポイントを授与されるが、それらのポイントはアマチュアの年末表彰またはアマチュアワールド招待選手の選定には該当しない。

 

2.05 真のアマチュア

「真のアマチュア」とは、アマチュア大会やアマチュア部門に関連して、商品による提供ではなく、トロフィーをトーナメントの最上位者にを与えてアマチュアスポーツの真のスポーツマンシップを奨励する目的によってPDGAが使う呼称である。すべてのプレーヤーは、トーナメントで得られる充足感として、トーナメントの経験を通じ、トロフィーと同等の価値として受け取る。(www.pdga.comにて真のアマチュアガイドラインを参照)

 

セクション3:プレーヤーの行動軌範

3.01 一般

A.すべてのJPDGA(PDGA)メンバーは、コースの中でも外でもディスクゴルフの試合、およびJPDGA(PDGA)にとって有害となるあらゆる行為を控えなければならない。
B.すべてのプレーヤーは、ディスクゴルフのPDGA公式ルールとPDGAディスクゴルフ競技マニュアルを遵守しなければならない。
C.プレーヤーは、すべての競技ラウンド中にコース上に聞こえる携帯電話やポケベルを持つことは許されない。さらに、個人的に使用する音楽プレーヤーその他の音響機器は、ヘッドホーンで使用されるべきである。そのボリュームは、他のプレーヤーに聞こえないように、また、スコアを記録する際にグループ内で対話することを防たげない、あるいは、「フォァー!」の声やトーナメントディレクターによる警告音が聞こえずにプレーヤーの安全上の問題が発生しないような音量であるべきである。個人的な音楽プレーヤーやその他の機器のためにグループ内で対話することのができない場合は、マナー違反と見なされ規則違反とペナルティーに該当する。
D.動物は、障害、または医学的条件により認定された介助動物の使用が認められる場合を除き、競技中の同伴はできない。プレーヤーは、認定された介助動物の同行をトーナメントディレクターに通知しなければならない。
E. PDGAは、プレーヤーおよびメンバーの懲戒処分を決定し、実施する権利を保持する。それは、PDGA公認の大会における保護観察または留保や、PDGAメンバーシップの永久的な剥奪を結果として生じる可能性がある。詳細については、PDGA規律方針と手続を参照。
※JPDGAにおける公式戦は、この項に準ずる。

3.02 プレーのペース

A. すべての競技者は不適切な遅れをすることなく、速やかにプレーするものとし、グループに遅れずについていくためにあらゆる努力をする必要がある。プレーヤーはホールアウトしてから次のホールのティーエリアへ速やかに移動しなければならない。不適切な遅れによって、後ろのグループ内のプレーのペースに影響してはならない。また、フェアウェーを回っている間も、プレーヤーはプレーを過度に遅らせてはならない。
B. 不適切な遅れを引き起こすプレーヤーはグループまたはトーナメントオフィシャルから遅延行為を宣告される。具体的なペナルティについてはPDGA競技規則802.03遅延プレーに関する特別のペナルティを参照。

3.03 プレーヤーの不正行為

A.JPDGA(PDGA)は、メディアへの適切な発言および大会中における適切な立ち振る舞いについての厳密な方針をとっている。プロとしてふさわしくないいかなる行為もトーナメントディレクターによって大会から退場処分とされ、さらにJPDGA(PDGA)からの追加の懲戒処分に従わなければならない。
B.JPDGA(PDGA)公認の大会に参加中はプレーヤーがプロらしく、スポーツマンにふさわしく立ち振る舞うことが期待される。違反となる立ち振る舞いは以下を含むが、それらに限らない場合もある:
1.汚い言葉やののしりの言葉を繰り返す。
2.怒って(プレー中のディスク以外の)用具を投げること。
3.他人に対するの公然な乱暴行為。
4.資源設備の故意的な破壊や乱用、あるいは動物と植物に対する乱暴行為。
5.イカサマ行為:故意にルールの裏をかこうとすること。
6.他人への物理的な攻撃あるいは恫喝的な立ち振る舞い。
7.公的な法、条例、規則(連邦法、州法、地域法あるいは条例、公園規則)、またはディスクゴルフコースルールに違反する行為。トーナメントディレクターは、違反行為の程度に基づいてプレーヤーを失格させる裁量権が与えられる。資格剥奪に先立ち、公式の警告がトーナメントディレクターにより出される。
8.公的は法、条例、規則(連邦法、州法、または地域法)に違反した不法物質の所有。マリファナの使用は、医療マリファナカードの所有にかかわらずJPDGA(PDGA)の大会では認められない。
9.トーナメント会場でのアルコールの過度な飲用や酩酊。
10.スタートからプレーヤーのスコアカードが提出されるまでアルコールの所持は許可されない。所持した場合は、JPDGA公式戦(Bクラス以上のPDGA認可大会)では即刻、退場処分とされる。トーナメントディレクターは裁量により、唯一Cクラス以下のPDGA認可大会では、退場処分の代わりに違反プレーヤーに警告を出すことができる。同一大会内で一度警告を出されたことがあるプレーヤーは、2度目の違反で即刻、退場処分となる。
11.大会中における、故意の失敗、あるいはディスクゴルフルールの適用、執行に対する拒否。
12.競技者の行為に対するオフィシャルの任意の調査や他の競技者の行為への非協力、あるいは妨害。
13.故意にミスプレーあるいは失格することによってレイティングをわざと操作しようとすること。
C.プレーヤーは、ラウンド完了時に直ちに、すべてのプレーヤー不正行為をトーナメントオフィシャルまたはトーナメントディレクターに報告することが求められる。
D.トーナメントディレクターは、すべての失格理由やプレーヤーの非行についても、できるだけ速やかにJPDGA(PDGA)に報告することが求められる。
E.失格したプレーヤーは、すべての賞金や賞品を没収されるものとし、参加料の返済は受けられない。

3.04 服装規定(ドレスコード)

A. 服装規定方針に対する違反は、すべてPDGA公式ルールのセクション8.12のマナー違反と見なされるものとする。
B.競技者およびスタッフは、全員、シャツを着ることを要求される。
C. 競技者およびスタッフは、全員、靴あるいは他の履物を履くことを要求される。プレーヤーは、裸足でプレーすることは認められない。ただし、サンダル等は許可される。
D.すべての競技者に関して次に述べる服装規定は、PDGAエリートシリーズ/ナショナルツアーおよびメジャー大会で採用される。PDGAは、さらにこの服装規定がスーパーツアーやそれ以下のクラスでの大会で採用されるように推奨する。しかし、決定はトーナメントディレクターの判断による:
1.PDGA公認の競技のすべてのプレーヤーとトーナメントスタッフは、きちんとした服を着用し、すべての大会会場および関連した催しで、清潔で手入れが行き届いた身なりを維持することが要求される。
2.すべてのプレーヤーは、上半身を覆うシャツを着ていなければならない。襟と上腕をカバーする袖がついた良質なシャツの着用が望ましい。どのような競技者であってもタンクトップは許可されない。しかし、女性は襟のついた袖なしシャツを着ることは認められる。
2.A.女性は、幅1インチ以上の肩ストラップのあるワンピース型のテニスウェア等を着用することが望ましい。
3.Tシャツは、ジュニアおよびアマチュア部門のプレーヤーの予選中を除いて許可されない。ジュニアおよびアマチュアは、準決勝もしくは決勝戦においてはTシャツを着てはならない。ドライ素材や、クールマックス、その他の高機能あるいは最先端素材で作られているクルーネックあるいはVネックのシャツは許可される。
4.プレーヤーのショーツの裾のラインより低く垂れるシャツは、ショーツに差し込むものとする。
5.裂けたシャツやショーツやパンツは、コース上では許可されない。これは、シャツ襟で縁かがりのがないものや、裂けたり切られた「穴」も含んでいる。
6.攻撃的なスローガン、冒涜的なスローガン、あるいは猥褻なスローガンやロゴは、どんな衣類であっても許されない。ジュニアは、アルコール、タバコ、あるいはドラッグを表すスローガンやロゴを身に着けることができない。
7.この服装規定は、トーナメントの全ラウンドを含む各大会の開始から終了まで適用される。
8.足切りによってカットされ、トーナメントの期間中会場に残ることを希望するプレーヤーは一般観客と見なされ、ツアーの服装規定は要求されない。
※3.04に記載内容は、JPDGA公式戦においても適用される。

3.05 カート、キャディー、およびグループ

A.プレーヤーは、ゴルフカートなどの交通手段が、すべてのプレーヤーに提供される場合を除き、すべてのPDGA大会でトーナメントのラウンド中は歩くことを要求される。
B.プレーヤーは、プレーのラウンド中にキャディーを連れてくるか、運搬用の道具を持ち歩くことができる。キャディーは、PDGA公式ルールと服装規定を含むPDGA競技マニュアル内のすべてのルールに従わなければならない。キャディーは、PDGAのメンバーシップ、もしくは認定オフィシャルの要件を満たしている必要はない。
C.キャディーを使用するプレーヤーは、開始2分前の合図以降、プレーヤーのスコアカードが提出されるまでキャディーの行為について全責任を負う。キャディーによる不正行為は、プレーヤーとキャディーの両方を退場処分および(または)保留処分とされる場合がある。
D.キャディーは、グループによるコールまたは判定目的のためのグループの一部ではない。
E.プレーヤーは、キャディーに適切な距離を保ち、競技者のスローを妨げないよう注意しなければならない。
F.プレーヤーが認められる運搬用の道具は、ディスクゴルフバッグ、折り畳み椅子、および手押しカート類である。動物またはモーターによる駆動、あるいは自転車タイプは、すべてのPDGA大会で許可されないこととする。
G.PDGAメジャーとナショナルツアーの大会においては、プレーグループは、プレーヤー自身、各々のキャディー、順位表を掲げる役のようなトーナメントスタッフ、トーナメントオフィシャルなどと、許されたメディアのみから成る。他の人々はプレーグループには参加できない。他の人々(すでにそれらのラウンドを終えていたプレーヤーを含む)は、すべて観客と考えられ、プレーグループから離れた指示された観客エリアに留まらなければならない。
※3.05に記載内容は、JPDGA公式戦においても適用される。

3.06 ツアープレーヤーメディアとスポンサー関係

A. PDGA公認の大会において、すべての参加者は、PDGAやその代理人が写真その他の画像の公開ができることに合意するものとする。
B. PDGAエリートシリーズ/ナショナルツアーおよびメジャー大会のすべてのプレーヤーは、競技ラウンドの開始の30分前から競技ラウンド中の間、すべてのメディアによって取材可能であることを要求される。
C. メディアについての方針はwww.pdga.comでPDGAメディアページを参照。
D.メディアスタッフは、プレーヤーがスコアカードをトーナメントオフィシャルに提出するまでは、プレーヤーへのインタビューを控えるべきである。

※3.06に記載内容は、JPDGA公式戦においても適用される。

3.07 ツアーにおける行商の方針

A. トーナメントディレクターは、彼らの裁量でトーナメント開催地およびその近郊への行商人の立ち入りを断ることができる。
B. スポンサー/行商人は、適切な機関/管轄から必要な許可を得ることについて責任があり、トーナメントディレクターの要求に応じ、許可証を提示しなければならない。
C. 行商人がこの方針に従わない場合は、PDGAによる処分が課される場合がある。
※3.07に記載内容は、JPDGA公式戦においても適用される。

3.08 トーナメントディレクターの権利と責任

PDGAは、組織力の強さとトーナメント形式としてのディスクゴルフの存続は、PDGAとトーナメントディレクターの間のパートナーシップに依存していると認識している。トーナメントディレクターがより良く彼らの仕事を行うことを補助するために、PDGAは一定の権利を彼らに賦与している。トーナメントディレクターは下記を含み、さらにこれらに限らず、PDGAとそのプレーヤーについての責任を負う:
A.PDGA公認の大会の開催に興味を持っており、資格を有するすべてのPDGAメンバーは、その大会を運営する前にオンラインのトーナメント手続きと評価テストに合格する必要がある。このテストはPDGAプレールールおよび競技マニュアルに基づいて行われる。
B.トーナメントディレクターは、明示されたクラスによる大会のためのPDGAツアー標準と承認要件に合意する。
C.トーナメントディレクターは、PDGA公式ルールと競技マニュアルを読み、その内容を遵守し、同意することを認めた声明文に署名する必要がある。
D.トーナメントディレクターは、PDGA認定契約書に記載されているトーナメントの財務情報を開示しなければならない。ただし、PDGAが要求する開示を超えて、トーナメント関連の財務情報の追加公表は、トーナメントディレクターの裁量によるものとする。
E.トーナメントディレクターは、人種、信条、出身国、性別、性的指向および(または)宗教に基づいて、何人に対しても供出を断ることはできない。
F.トーナメントディレクターは、PDGAのプレーヤー行動規律に従わなければならない。
G.トーナメント中に発生する可能性のある任意の問題について、既存のPDGA文書における記述の有無にかかわらず、トーナメントディレクターによる責任乱用が行われた場合は、PDGA懲戒規定に基づきPDGAに通知されることがある。
H.罰則合意、ツアー標準、および競技マニュアルに記載されている責任を負わない事象が発生した場合、PDGAは、将来の大会を降格するか、またはトーナメントディレクターが将来、大会を停止させる権利を留保する。
I.大会の結果を適切に報告しなかったり、または大会の会計報告義務を履行しなかった場合は、トーナメントディレクターのPDGAメンバーシップや特権の一時停止を含む、さらなる懲戒処分に唾がる可能性がある。
※3.08に記載内容は、JPDGAにおいても準じることとする。

© Copyright 2018 The Professional Disc Golf Association (PDGA)
Professional Disc Golf Association Revised January 1, 2018