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2015年度のJPDGAツアーの初戦となる、佐賀・吉野ヶ里オープンディスクゴルフトーナメントを4月11日~12日に国営吉野ケ里歴史公園において開催しました。


大会は、「吉野ヶ里パークマネジメント佐賀」様の共催により広大な芝生広場や小川のせせらぎ、弥生の水田、複雑に入り組んだ形の池や樹林を取り入れ、昨年を上回るアグレッシブなコースを用意することができ、プロアマ総勢57名の選手が腕を振るいました。
大会中を通じて危惧された雨も降ることなく、好天に恵まれたものの、二日間を通じて風が選手達を苦しめていました。(以下、戦況レポ風の結果報告です。)

風の強かった初日の土曜日は、プロオープンでは2015アジア選手権(2015.1.17-18台湾・高雄)を制した梶山学選手(福岡)が52-56の108と初日2アンダーで抜け出し、これを横田浩選手(熊本)が62-59の121と13差で追い、3番手には梶山能安選手(福岡)が124と続いた。
プロマスターでは江原隆夫選手(東京)が60-55の115で首位に立ち、これを平林錠太郎(東京)、野中泰司(福岡)の両選手が共に125の10差で追う。
プロGマスでは、最近オープン部門でその実力を見せつけた浜崎徹選手(福岡)が、周囲のブーイングの中Gマスに復帰し55-57の112でトップ、長岡弘選手(福岡)が7差で追う。
プロレディスでは地元でコースを熟知する塚本里香選手(福岡)が62-58の120でトップ、これを加藤宏美選手(滋賀)が3差で追う。

大会二日目の日曜日も朝から強風が各選手を苦しめた。
第3ラウンドのプロオープンでは梶山学選手は5アンダーの50をマークし、トータルスコアを7アンダーの158とし、2位以下を引き離す。兄の梶山能安選手が58でトータルを182とし、横田選手が65とスコアを崩しトータル186となり逆転を許してしまう。4位ヒョンドー・ジャン選手(韓国)192、5位下川正巳選手(福岡)193も熾烈な争い。
プロマスターでは江原選手が66で計181、平林選手が59で計184と追い上げる。野中選手も60の計185とこのクラスは大混戦模様。
プロGマスではトップの浜崎選手は安定感を増し、2アンダーの53をマーク、トータル165で2位以下を引き離す。続く2位には66を出した長岡選手が計185、3位は61と追い上げた吉岡達浩選手が計189とした。4位は田中稔秋選手(千葉)が計197、5位に諸岡通容選手(東京)が計201と続く。
プロレディスでは加藤選手が64で追い上げるも、トータル187の2位、塚本里香は65でトータル185、しかし二人の差はわずかに2投。

日曜日から参加のアマチュア各選手も風に苦しめられた。
午前中の予選、アマアドバンスでは吉田直代選手(東京)が力強いスローで57とリードし、これをジョン・テイラー選手が1差で追う、さらに舛田郁男選手(高知)が60の3差。
アマGマスターでは小池徳久選手(長崎)と真田隆広選手(福岡)が共に69で並ぶ。
アマシニアGマスでは藤本博行選手(山口)が66でトップ、2位には浜上光生選手(鹿児島)が4差で追う。
アマアドバンスレディスでは、間部恵子選手(福岡)が72でトップを独走。
アマシニアGマスレディスでは田畑志保子選手(鹿児島)が79でトップ、これを浜上和子選手(鹿児島)が1差で追う。

プロの準決勝ラウンドは、池周りの1番~9番ホールを使って行われ、風も弱まるコンディションのなか、果敢なチャレンジが続いた。
プロオープンでは下川選手が好調で、26のラウンドベストを出し4位に浮上、しかしトップスリーは全員27と同スコアで順位は変わらず。
プロマスターでは、平林選手が28の計112と伸ばし、ついに江原選手をとらえ、1差の逆転に成功。
プロGマスでは、浜崎選手がさらに差を広げ上位の順位は変わらず。

プロレディスではトップの塚本選手は34の219、加藤選手は35の計222で3差とやや開く。
猛チャージした岩崎麻由選手(福岡)が28をマークするも、計225とあと一歩の3位。

プロの決勝ラウンドは、10番~18番ホール。ここでもOBの魔物が口を開けて待ちうける。
プロオープンでは決勝スタート時1位の梶山学選手と同3位の横田選手の二人がパーの27をマーク、同2位梶山能安選手は30、同4位下川選手は36と崩れるも、最終順位は変わらす。

プロマスターでは、2位スタートの江原選手が果敢にチャレンジするも33とスコアを崩し3位に後退、平林選手は31で逃げ切り優勝、野中選手が28と追い上げ2位に滑り込んだ。4位は廣中卓司選手(兵庫)。

プロGマスでは、浜崎選手が29で計227とし、2位に18差の堂々のぶっちぎり優勝、2位には長岡選手、3位に吉岡選手、4位は諸岡選手。

プロレディスでは、3差で1位スタートの塚本選手が痛恨の35を叩き、計254とする中、加藤選手が30の計252でみごと逆転優勝をものにした。3位は岩崎麻由選手。

アマ決勝は10番~18番を使って行われた。
アマアドバンスでは、3位スタートの高知の舛田郁男選手が26と好調、2位スタートのジョン・テイラー選手が31と後退し、ついに逆転。トップスタートの吉田選手は28とし2打差で首位を守り優勝。
アマGマスターではトップタイから真田選手が29と一躍抜け出し優勝、続く小池選手は残念な32で2位に。
アマシニアGマスでは、藤本選手29の計95で優勝、2位には浜上光生選手が計105で続いた。
アマアドバンスレディスでは、間部選手が計105で優勝。
アマシニアGマスレディスでは、田畑選手が、37の計116で逃げ切り優勝、3位スタートの福岡の山下瑠美子選手が34、計119で逆転2位、浜上和子は44の計124と3位という結果であった。

入賞された各選手の皆様、おめでとうございます。
また、参加選手の皆様、池や風との戦い大変お疲れ様でした。閉会式後には近県協会員で撤収をお手伝いいただき、無事に大会を終了することができましたことをスタッフ一同感謝申し上げます。

p.s.
今大会が初の試みとなった、池に張り渡したレスキューネット(45mm目防鳥網3張りで3000円と超破格)には多くのディスクが助けられた模様でした。(魚やカメも大漁でしたが。)
また、ネットのない場所からも有志の救助隊により多数の円盤を救出いただいたことを、心から感謝申し上げます。