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2016年、PDGAとFDAが協賛して、第1回世界チーム選手権が、カナダのバンクーバーで開催されました。(開催期間は8/18-21)
日本チームは、ワールドに出た梶山、関口、白井が、8/14ウイチタ空港から、カナダのバンクーバー国際空港に移動しました。

14時前に空港に着いた先発組は、同日、15時、日本からカナダ入りする福原と無事合流、直ちに、コースとホテルを確認。16時には練習準備に入りました。もう1人のメンバー石原は、8/16の10時頃バンクーバーに到着予定。応援メンバー加藤は、8/17に現地入です。

ここバンクーバーは、真夏のワールドとは打って変わって、初秋を思わせる爽やかな気候です。今回のコースは、ホテルから15分くらいの市街地に位置する、クイーンエリザベスパーク(South12-1番ホール・North2-11番ホールAv134m)と、シングルの行われるグロースマウンテンナショナルコース(山岳コースAv約135mここはケーブルを使って上ります。)の2コースを使って行われます。

さて練習のスタートですが、クイーンエリザベスパークは、特設の2-11番ホールは設置されていないため、12-1番ホールを使っての練習を行いました。山岳コースを含め、すべてのホールを確認できたのは、大会前日ということになりました。

山岳コースに行って、設置に手間取った理由がわかりました。写真でも理解できると思いますが、ここは、30度を超える傾斜、岩場、野草の群生、普通に登山を楽しむ場所なのです。特設を設置して、ティーグラウンドも新設。大変な苦労が、現地を見て理解出来ました。
クイーンエリザベスパークは、12-1番は、比較的楽に思えるコースでしたが、2-11番は、ほとんどティーからゴールが見えないホールで、1投目の置き場所を大切にする、基本を思い起こさせる設計となっています。
山岳コースは、60mを、ほぼ真上に投げ上げるホール、投げ下しでは、針葉樹の森に吸い込まれていくように、いつまでも飛んでいるディスク、よく動画で見かける、そのままのホールなど、想像を絶するコースが、そこにはありました。
練習を含め、ロストディスクが無かったのが信じられないくらいです。

試合は、6か国総当たりの予選と、上位4チームによるトーナメントで行われました。山岳の18ホール以外は、すべて、マッチプレーです。予選は9H、決勝トーナメントは18Hで行われます。勝つと2ポイント、引き分けが1ポイントで、合計で引き分けの場合、獲得ホールで勝敗が決まります。
参加国は、日本、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジルの6か国です。
今回、補欠も認められていますが、登録選手は、必ず1ラウンドしなくてはならないというルールがあります。どこで起用するかがカギにもなりそうです。
予選の3日間は順調に進み、大方の予想通り、カナダ、日本、アメリカ、ニュージーランドが決勝トーナメントに進出しました。オーストラリアが予選落ちしたのは、やや番狂わせか。日本は、トップ残りを目指す作戦を立てましたが、地元カナダの頑張りで2位に甘んじることとなりました。3位アメリカは、補欠を上手く使い、力を温存している感じでした。準決勝では当たりたくない相手でしたが、結果、準決勝は、アメリカということになりました。
日曜日は、いよいよ4チームの決勝トーナメントです。
日本は、福原の頑張りに報いることが出来ず、アメリカに6-2で完敗、流石にアメリカ強しといったところです。番狂わせが起こったのは、カナダとニュージーランド戦です。カナダが順当に勝つと思われていましたが、地元のプレッシャーか、ニュージーランドの頑張りか、ポイント、獲得ホール数が、まったく並んでしまいました。代表者によるサドンデスが、本部テント前の18番ホールで行われ、ニュージーランドが決勝進出となりました。

日本は、まさかのカナダと3位決定戦になりました。
3位決定戦は、14番ホールを終わって、オープン部門の2人が接戦との情報が入りました。その時点で、レディースの福原が3-1でリード、マスターの私は0-1、獲得ホール数で行くと、かなり際どい争いです。情報を聞いて焦りが出たのか、16番ホール時点で福原が3-2、私は1-1となりました。2人が勝てば、オープンが引き分けでも問題なく勝利ですが・・・。17番ホール、かなりタイトな投げ下し155m。マスターの争いは、私が先手を利用して、ティーバードで、ど真ん中110m付近に置きに行きました。カナダ陣営の選択はローラーでした。この攻めが裏目に出て4。福原も逃げきって、2人とも勝利、メダルの重さを感じた試合でした。
特に、地元カナダの重圧は大変なものだったと、想像が付きます。
マッチプレーは、戦いの原点という意味が分かったような気がします。全てに繊細で、攻撃的、頭脳もフルに動員する、日本でも是非導入したい方式です。今大会の参加国は少な目でしたが、来年以降も引き続き実施出来ると、素晴らしい大会に発展しそうです。
日本でのマッチプレー実施は、時間の配分が難しいところですが、チーム戦辺りで導入すると、また違った面白さが見えてくるかもしれません。
選手の体力も1ランクアップが必要です。通常のラウンドからすると、2~3倍のエネルギーが入ります。

最後になりましたが、バンクーバーは、とても良い町でした。ホテル前のアンティークな喫茶店も素敵でした。この町で、この素晴らしい大会を開催して頂いた、関係者の皆様、温かい対応で、選手を和ませてくれたボランティアの皆様に、心より感謝をいたします。ありがとうございました。
 (最終戦USマスターに続く)

白井一夫#6075