null null null null

プロオープン坂井祐太朗選手 東北OP初出場、初優勝!レディースは佐藤幸子選手が連覇、マスターは川崎篤人選手、GMは吉岡達浩選手、SGMは金子栄治選手がV!

第17回東北オープンが、10月8、9日の両日、秋田県由利本荘市水林スポーツ公園において、プロ28名、アマ20名の参加により開催されました。 


40m代のショートホールと160m超のロングホールがミックスされ、お約束の高低差もあって、簡単のようで難しい水林コースに、皆さんチャレンジいただきました。また、東北オープンといえば強風が代名詞となっていますが、今年は、拍子抜けするほどの、水林には珍しいそよ風の2日間となり、気温も20℃と半袖でOKというコンディションの中、好スコアが期待されました。

初日、晴天無風の中の第1Rは、12人がアンダーパー(Par58)の好スタート。
プロ部門では、オープンの坂井祐太朗選手が49、50、地元の佐々木健二選手が50、51で追い、4連覇を狙う白井一夫選手が52、50、久々復活の大滝陽平選手が52、51で続きます。
レディースは、佐藤幸子選手が56、64でまとめ、早くも独走の予感。今季成長著しい兼弘成望選手が6投差で追い、兼広真由実選手は65,63の8投差で続きます。
マスターは、今年はマスターエントリーの川崎篤人選手が52、51と好発進。藤井善行選手が58、50、江原隆夫選手は62、51、こちらも今回マスターへ鞍替えの佐々木晃一選手が54、60と続きます。
グランドマスターは、予選ラウンドすべて53と、超安定している吉岡達浩選手が、早川浩一選手、櫻井康生選手、準地元の横田一平選手らを抑え抜け出します。
シニアグランドマスターは、金子栄治選手が、1R目ただ一人のアンダーパーで跳び出し、プロワールドチャンピオン高野貞雄選手、昨年優勝の大滝朗選手、水林常連の実力者、諸岡通容選手を引き離します。

アマ部門では、アドバンスは、水林には絶対の自信を持つ真坂正男選手が、同じく地元の阿部良博選手を抑えリードを保ちます。ニューフェイスの中村健太選手、神林至選手は、高低差に戸惑いながらも果敢に攻めて必死に食らいつきます。
アドバンスレディースは3人のエントリーとなり、実力者の吉岡恭子選手が、2R以降リードを広げ、昨年優勝の伊東礼子選手や金子慶子選手を大きく引き離します。
マスターは、万崎厚彦選手が、仕事の関係で初日欠場し、原田邦夫選手と高橋宏選手の2人がデッドヒートを繰り広げます。
グランドマスターは、菊池茂樹選手が2R目に59の好スコアで抜けだし、水林皆勤賞の五十嵐守選手や、右腕故障のため、にわかレフティーになった常勝白井芳一選手らに大差を付けてリードします。
シニアグランドマスターでは、斎藤武志選手が、1R目にアマ唯一のアンダーパーで回りますが、水林初見参の山田勝選手も、柔らかなスローで一進一退の戦いが続き、昨年覇者の打矢隆一選手や、こちらも水林初お目見えの高野亮選手らを引き離します。

2日目も薄曇り、微風の好天。風はどこに行ったのでしょう?

プロオープンでは、3Rで白井選手が49、陽平選手が50と追い上げますが、坂井選手も今大会ベスグロの48を叩き出し、準決勝でも24で回るなど、好調をキープ。2位以下を引き離します。決勝も危なげなく25とし、うれしい初出場、初優勝を飾りました。前夜のプレーヤーズパーティーでの熟睡効果も大きかったのでは?4連覇を狙った白井選手は7投差で2位、3位には陽平選手、2Rまで食い下がった健二選手が4位となりました。
プロマスターは、川崎選手が準決勝で藤井選手に2差詰められたものの、決勝では逆に差を広げ9投差で楽々逃げ切り、2年ぶりの優勝。藤井選手が2位、晃一選手が3位と続き、水林デビューの柴原伸幸選手が4位に入りました。
グランドマスターは、吉岡選手が3R以降も安定したゴルフで2位以下を引き離し、2008年以来2回目の水林で、うれしい優勝を飾りました。2位には初見参の早川選手、3位には決勝で櫻井選手をうっちゃった一平選手が入り、、櫻井選手が4位となりました。
シニアグランドマスターは、金子選手が好調をキープし、3R以降も確実にまとめ、決勝では大滝朗選手に3差詰められたものの、楽々逃げ切りで、2015年のグランドマスター以来2年ぶりの優勝を手にし、9差の2位に大滝選手、決勝で崩れた仙人高野選手が3位、諸岡選手が4位となりました。
レディースは、佐藤選手が3R以降も安定したゴルフで、成望選手に13差をつけ、うれしい連覇を飾り、チャンピオンTシャツ(今年は白色)を手にしました。成望選手が2位、真由実選手が3位、渡邉聡美選手が4位となりました。

アマ部門では、アドバンスは、昨年優勝の阿部選手が決勝で追い上げるも3投差届かず惜しくも2位、秋田対決を制した真坂選手が、昨年2位からうれしい優勝を飾り、3位には、将来楽しみな岩手期待の若手、中村健太選手、4位にはこちらも学生時代秋田で過ごした新潟の星、神林選手が入りました。
アドバンスレディースは、吉岡選手が一度もトップを譲らず、夫婦そろっての優勝を飾り、2位争いは伊東選手が逃げ切り、金子選手が3位となりました。
マスターは、タイスコアで決勝に臨んだ原田選手と高橋選手が最後まで接戦を繰り広げ、辛くも1投差で原田選手が優勝。惜しくも2位に高橋選手、3位には、いわきから日帰り参戦の万崎厚彦選手となりました。
グランドマスターは、2位に13投差で決勝を迎えた菊池選手が危なげなく逃げ切って、昨年に続く連覇を飾り、2位には五十嵐選手、3位に芳一選手、4位畠山哲選手となりました。
シニアグランドマスターは、3R終了時点で、首位の山田選手と齋藤選手の差はわずか1。決勝では斎藤選手がみごとに逆転して優勝。山田選手が惜しくも2投差で2位、高野選手が3位、打矢選手が4位となりました。

例年どおり、簡単なようで難しい、アップダウンがきつい、バーディーが取れそうで取れない、という声が多く聞かれましたが、好天に恵まれ、プレーヤーの皆さんにも水林の不思議な魔力と魅力を充分に楽しんでいただけたことと思います。

表彰式では、恒例の秋田の特産品が当たるお楽しみ抽選会も行われ、新米、地酒ほか秋田の名産をたくさんお持ち帰りいただきました。
各部門で優勝された皆様、おめでとうございました。
そして入賞された皆様、残念ながら入賞できなかった皆様も来年はリベンジを期して、また東北オープンへお越し下さいますよう、スタッフ一同、心からお待ちしております。

結びに、今大会の開催にあたりまして御協力くださいました岩手県協会の皆様、JPDGA、由利本荘市教育委員会、ほか関係者の皆様、ご参加いただいた選手の皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

 

第17回東北オープントーナメントディレクター
秋田県ディスクゴルフ協会副会長 大 滝  朗