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2020年2月26日に政府より新型コロナウィルス感染症について、今後2週間はイベントの中止や延期・規模縮小の要請が発表された。
これを受けて、JPDGAにてダブルス日本選手権の開催可否について検討し会場である国営ひたち海浜公園に確認したところ、開催の判断は、主催者でお願いしたいとの回答を得て、オープンエリアであることと、予防措置を行うことで、予定通り開催する事とした。
今大会は58組116人が参加され東北岩手県から九州福岡県より選手が集まった。

2月29日 1日目の天気は、曇り気温8℃と寒く風速8mと国営ひたち海浜公園特有の風に悩まされる日だった。
コース#1~#9はアップダウンの有る林間コース。#2と#5のダブルマンダトリーはゴールは見えるものの松の枝や葉に遮られている難所、#10~#18は大草原のコース。飛距離は当然の事だがコントロールと風を読む力も必要となる。
各部門とも強い風にスコアが伸び悩んだが、プロオープン2R で石原・黒田ペアが50と好スコアで、白井・梶山ペアに106の同スコアに追い付き、 木宮・梶山ペアはスコア110で追う展開。プロマスターは、2Rを終え 櫻井・阿久津ペア、平林・末房ペア、金子・大島ペアが121の同スコアで混戦となった。
プロミックスは、安定したプレーで 川崎・兼弘ペアがスコア110、それを実広・実広ペアが113と3打差で追う。
アマシニアは、1R 根本・柴田ペア、熊木・西牧ペア共に58の同スコア、土田・土田ペアが1打差で追う展開。新部門のハンディキャップチャレンジは、女性ペアの須田・諸星がスコア51、それを男性ペア須田・諸星と藤原・若林がスコア60で追う展開。
決勝は大草原の#9~#17を使用する変則オルターネート。安定したラウンドで根本・柴田ペアがスコア29、合計スコア87で優勝。熊木・西牧ペアはスコアを崩し3位、土田・土田ペアが逆転で2位となった。ハンディキャップチャレンジは、女性ペアの須田・諸星がハンディキャップを活かし初優勝を手にした。2位には男性ペア対決を制した須田・諸星ペアとなった。また、3位には、藤原・若林ペア、荒波(恒)・荒波(朋)ペア、北原(弘)・北原(三)ペア3組が、入った。

3月1日。2日目は、前日と打って変わり快晴気温15℃無風に近いそよ風。

プロ部門は、3R終了し各部門トップは、以下の通り。オープンは、3ラウンド目、大会ベストスコアで抜け出した白井・梶山ペア、プロマスターは、混戦から抜け出した櫻井・阿久津ペア、プロミックスは、安定したスコアで後続を引き離した川崎・兼弘ペア。
プロオープン決勝、前日からトップを譲る事無く白井・梶山ペアがスコア179で1位。石原・黒田ペアはスコア188で2位、またこのラウンドで木宮・梶山ペアを逆転した三浦・大木ペアが3位となりました。
プロマスター決勝は、櫻井・阿久津ペアがスコア202で1位、平林・末房ペアは惜しくも1打差で2位となりました。
プロミックス決勝は、川崎・兼弘ペアがトップを譲ることなくスコア187で1位。2位には、3ラウンド目で、実広・実広ペアを逆転した渡部・福田ペアが、そのまま逃げ切りスコア195で入りました。
アマアドバンスは、初出場の鈴木・永井ペアがスコア82で1位。渡部・仲川ペアも初出場ながら2位となりました。また宮本・緒方ペアが若手の選手に混ざり大健闘の3位となりました。
アマアドバンスレディースは2組で下野・加藤ペアがスコア98で1位。
アマミックスは若林・三浦ペアが安定したラウンドでスコア84の1位。2位は同スコアの91で阿部・伊藤ペア、土田・土田ペア、北原・北原ペアの3組が入りました。

今大会は、新型コロナウィルスにより国営ひたち海浜公園来園者が少なく無観客試合の様な雰囲気でした。
選手の皆様、その後体調崩した方は居ないと思いますが大会運営に御協力頂き有難うございました。
又、協力頂きました海浜クラブの方々国営ひたち海浜公園の方々に御礼申し上げます。

茨城県ディスクゴルフ協会副会長 五十嵐 守