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梶山 学(オープン)・佐藤 幸子(レディス)準優勝!!!
白井 一夫(Gマスター)圧勝V!!

昨年に続いて、この台湾で行われる大会に参戦することが出来ました。昨年は、台北近郊で行われ、天候が悪かった記憶がありますが、今回は、南の大都市高雄で開催。公開練習も含め3日間ともディスク日和となりました。
広大な敷地を持つ「高雄メトロポリタン・パーク」は、高低差がかなりあり、公園の中に、河川、池、そして森が程よく配置され、アジアオープンに相応しい環境に加え、18ホール全てが、鮮明に記憶に残るバリエーションに富んだコースでした。


参加選手は、アメリカからケン クライモ、エベリン ジェンキンスはじめ、日本、韓国、スエーデンからの参加もあり、盛り上りのある大会となりました。
コースは、18ホール、パー59、Av108m(準決・決勝はAv134mとなる)と、各ホール長短の差が大きく、気が抜けないホールが続くコース設計がなされています。
1ラウンド目、オープンで抜け出したのはケン クライモ、ただ1人40台の46、13アンダーパーを記録して早くも独走態勢。2位にはエベリン50、3位に梶山51と続きます。地元の羅はなかなかの好スコア54で4位に付けています。
1番ホール(パー4)は、220mのフラットな芝生広場。140m程から両サイドに森がセリだし、幅が20m位に狭まり、その先にゴールがあるホール。決勝を見ていると、1投目は、2投目の投げ安い場所に置く感じのコントロールショット、それでも2投目は、ゴールを簡単にオーバーしてくる。彼らにとってはパー3のホールか。
余談ですが、台湾の選手もよく飛びます。デモンストレーションのディスタンスでは、エベリン、梶山を抑えて、地元台湾の選手が圧倒的な飛距離を見せていました。
レディスは、昨年、世界チャンピオンのバレリーを破った陳が、飛距離に物を言わせて、トップを走る。しかし、精度に勝る佐藤が食らい付き、こちらは面白い争いです。また、3位木宮と韓国の新鋭Shinとの戦いも1差を争う接戦となっています。
Gマスターは、オープンでも3位に入る健闘を見せる白井が抜け出し、2位と6差。2位争いは、一昨年のチャンピオン川崎と、阿蘇オープンのオープン部門で3位に入る実績を持つ呂が1差の争いです。呂はハイザーショットでノーステップでも120mは投げる力がある選手です。
身長は160cm位ですが、週に5日はジムに通うムキムキマンです。
2ラウンド目は、オープンのエベリン(57)がやや崩れて、梶山(49)が逆転した以外、順位の変動はほとんどなく、戦いは2日目に持ち越されました。
2日目は、やや風はあるものの、土曜に引き続き好天に恵まれました。
速報が飛び込んできました。ケンが、エースを含む-15(44)で回ったとのニュースです。この時点で2位梶山との差を12として、トップを不動のものとしました。
3位のエベリンは、このラウンド48と意地を見せ、梶山と5差。台湾の羅は、エベリンと10差の4位に付けて、次の9ホールで決勝進出を賭けて戦うこととなりました。
レディスは、1位陳と2位佐藤の差は6、3位木宮、4位Shin(韓国)との差は1で決勝に挑みます。
Gマスターは、1位白井は、安定したラウンドを見せ、2位と14差で決勝を迎えることとなりました。川崎は、後半崩れ、3ラウンド終了時点で呂とタイスコアとなって決勝へ。4位は、このラウンドでアンダーパーを記録したJeff(昨年も決勝進出)が逆転で食込みました。

決勝は、レディスでは、佐藤の猛追を振り切った陳が連覇。惜しくも佐藤は2位でした。3位争いは、1差の接戦を制した木宮が入りました。
Gマスターは、決勝でも、その差を広げた白井が圧勝。熾烈な2位争いは、中盤から固いゴルフに終始した呂に軍配が上がりました。3ラウンド目、2位と2差まで詰め寄ったJeffは、決勝が乗り切れず4位に終わりました。

1/20午後、オープンの決勝が行われました。
順位に変動はなかったものの、準決勝を無事乗り切った地元、羅の頑張りで観衆は盛り上りを見せました。そんな中、決勝の5番ホール、池越えの80m。投げたとたんに弱いと叫ぶほど、ゆっくりと投げ出されたケンのディスクは、案の定、3m手前の湿地帯へ。このコース設定では、まず見ることの無いケンのOBを見てしまいました。何か得をした感じは、私だけだったのでしょうか^^)

アジアに居ながら、アメリカンなコースが楽しめる。そして、オープンのみの決勝は、世界のトッププレーヤーのショットを、間近で見られるまたとないチャンスです。次回は、是非、多くのプレーヤーが参加することをお勧めしたい。
今回、参加した黒田(中部オープン優勝者)は、決勝でエベリンのキャディーを買って出ました。世界の技術を、息遣いまでをも身近に感じた彼の、今後に期待したい。
最後になりましたが、各国の大会関係者の皆様、各スポンサーに心よりお礼申し上げます。
※日本人参加者:川崎・白井・横田・五味渕・諸岡・木宮夫妻・佐藤(幸)・黒田・梶山(学)

<オープン>
Ken Climo  46  48  44  23  27  188(-49) 
梶山 学   51  49  50  23  26  199(-38)                 
Avery Jenkins 50  57  48  23  25  203(-34)  
羅 佳任   54  54  57  28  28  221(-16)
<レディス)
陳 佳芳   64  67  62  37      230(+23)
佐藤 幸子  68  69  62  35      234(+27)
木宮 玲子  71  74  70  39      254(+47)
Shin Ah Kim 70  79  67  42      258(+51)
<Gマスター>
白井 一夫  51  53  54  29      187(-20)
呂 國基   58  54  60  30      202(-5)
川崎 篤人  57  54  61  32      204(-3)
Jeff Kennedy 61  60  53  34      208(+1)

(辰巳の森・白井2013.2.13)