JPDGA JPDGA JPDGA JPDGA

第24回東京オープン(2013.4.20-21東京都江東区・辰巳の森海浜公園)
                               (辰巳の森・白井)
実広復活、東京OP2年ぶりの優勝・梶山(学)惜しくも2位!!!
レディスは新鋭加藤が、塚本、中川原を振り切り初制覇。
~マスターは、藤井が川崎との死闘を制しV~
~Gマスターは、金子が食い下がる早川を決勝で引き離しV~

今年の辰巳は、昨年とは打って変って、低温、雨風に悩まされた2日間となった。


国内戦では最もタイトに仕切られたコースには、今回もマイナーチェンジが施され、選手達の挑戦意欲を掻き立てる仕上がりとなった。大会は、コースの難しさも手伝ってか、各クラスで激戦が展開され、中でも、マスターの優勝決定戦は、観衆をも興奮の渦に巻き込んだ。
昨年同様、準決勝でカットラインが設けられ、OP10位、PL6位、PM5位、PGM7位までが、準決勝に進出した。
<初日>
オープン:松田が、1ラウンド目に48を記録、本大会4勝の実広が49と2人が抜けだす展開となった。2ラウンド目、今度は、実広が49の安定したスコアでリード。松田も踏ん張り52。初日は、実広、松田が後続を大きく引き離して終了した。3番手には、昨年の覇者菊地、4番手には、招待選手の梶山と石原がトップと11差のタイで続いた。
レディス:圧倒的な力の差を見せつけた塚本が、後続を10打離して独走態勢。2位には招待選手の福原、3位には福原から2差で実広(加)、4位は1差で中川原が続いた。マスター:1R目全体でも3位に入る51の好スコアを記録した川崎が、2ラウンド目も安定したスコアで初日をリードした。それに食い下がったのが藤井、初日2アンダーパーとして4差で折り返した。3位は2位と3差で千葉が、4位は1差でカールが続いた。
Gマスター:このクラスは、初日から混戦模様。3差に4人が犇めく戦いとなった。
金子、諸岡が1位タイ、1差で早川(滋賀)、2差で大滝(秋田)と遠方組の健闘が目立った。
アマアドバンス:50台を記録した山口と下宮、安定して60台前半のスコアを積み重ねた佐藤と井上が後続をやや離して、3ラウンド目の決勝に進むこととなった。5位には4位と6差で田村が続く。
アマアドバンスレディス:渡辺が初日をリード、3差で吉澤が追う展開。明日はこの2人の争いに注目が集まる。
<2日目>
オープン:準決勝進出を賭けた3ラウンド目、参加者15人の誰にもチャンスのある戦いが始まった。気温8度、雨、北北西の風5m/s天候も波乱含みだ。まずトップグループでは、松田が71と大たたきしたものの、他は60代前半のスコアで凌ぎ5人は当確。第二グループの5人は後続の猛追を意識してかスコアが伸びない。特に14番から1番にかけては、風が吹くと難易度は急上昇する。悪夢に飲み込まれたのが丹治と高橋。丹治は、14番から18番のAv6.2、高橋は16番から1番にかけてのAv6.0が響いてボーダーラインに1打届かず涙をのんだ。そんな中、何とか60台をキープした大石、手塚が当確。後続から、65のスコアを出した黒田、望月が手塚のスコアを上回り当確。残り1枠は、中盤の落ち込みから、後半何とか持ちこたえた杉渕が昨年の雪辱を果たして食い込んだ。
準決勝では、断トツの実広を先頭に、4位でスタートの梶山が、21のビッグスコアで一気に2位に浮上、3位に菊地、4位は、3R目スコアを崩した松田が、何とか踏みとどまった。4位まで2差でスタートの石原は、バーディー0が響いて惜しくも決勝進出はならなかった。
決勝では、9差でスタートの梶山の追い上げに注目が集まったが、落ち着いて逃げ切った実広が2年ぶりに勝利を掌中にした。3位には、決勝で菊地を逆転した松田が入り、ディフェンディングチャンピオンの菊地は4位に留まった。
レディス:3R目、一気にトップに立った加藤が、準決勝スタートホールの5番、3か所のマンダトリーがある難しいホールを4、丘の中腹にゴールのある9番もパーでクリア、準決勝を30として後続を振りきった。決勝では緊張からかやや崩れたものの、何とか凌いで東京OP初優勝を果たした。2位タイに中川原と塚本が、4位は、今一歩調子の上がらなかった福原が入った。
マスター:終始シーソーゲームを繰り広げた藤井と川崎、川崎3打リードでスタートした決勝であったが、決勝8ホール目、100mをバーディーで追いついた藤井、ここから2人のドラマが始まる。最終ホール先手は藤井、(80mのアイランドコースでアイランドの半径は6m)まず右横3mに付けOKバーディー。プレッシャーをもろに受けた川崎のショットは、投げた瞬間、完璧と解るラインで2m。サドンデスに突入した。3位はカール、4位には千葉が入った。
Gマスター:3ラウンド目、後続の早川、諸岡を5差まで引き離した金子が、準決勝2ホール目で8をたたく波乱。安定したラウンドの早川に1差まで詰め寄られて決勝へ。決勝3ホール目(ラウンドの1番ホール)、ダブルアイランドで、まさかの6をたたいたのは早川。ここで2位との差を5とした金子が、危なげなく逃げ切った。
アマアドバンス:決勝では、悪天候をものともせずベストスコアを出した山口が圧勝。2位に佐藤、3位に井上、4位に下宮と、初日の上位陣に変動はなかった。5位には、4位まであと1差と迫る健闘を見せた田村が入った。
アマアドバンスレディス:終始トップを走る渡辺が、危なげなく逃げ切って優勝。粘りを見せた吉澤が3差で惜しくも2位。決勝でベストスコアを出した金子が3位となった。
<1DAYクラス>
マスター:1ラウンド目から危なげないラウンドで久野がV。2位には飯村が入った。
マスターレディス:マスターでも3位に入る成績で関口が優勝した。
Gマスター:1ラウンド目、アマのベストスコアを出した五十嵐を、2ラウンド目ベストスコアの小林が逆転、1差で逃げ切った。3位には渡が入った。
SGマスター:重松、山口の争いは、重松に勝利の女神がほほ笑んだ。3位には、宮本、有賀がタイで食い込んだ。
<プロマスター・サドンデス>
Gマスターの決勝を挟んで行われたマスターのサドンデスは、16番(80mのアイランドコースでアイランドの半径は6m)を使って行われた。
1回目:藤井、左奥へ3m、川崎、決勝の再現ショットでゴール右下へ2m。OKバーディー。
2回目:藤井、手前へ4m、川崎、前回をトレースするようなショットでゴール右2m。藤井、緊張のパットを難なく決める。
ここで、レディスの決勝、息をするのも忘れる緊張感から、一瞬解放される。
そして3回目:藤井、ややショートのディスクは、アイランド目印の旗にあたって外へ、しかし、スピンの効いたディスクは一転がりして、再びアイランドへ。マシーンと化した川崎に動揺はなく、再びゴール下1m。藤井、ほぼ6m。やや時間をかけたパットは、ど真ん中からチェーンを捕えた。一瞬の間をおいて大きな歓声が沸き起こった。見ている方も、体が硬くなるほどの緊張感が走る。
4回目:オープンの決勝でも、1投目はだれもアイランドに乗らなかったこのホール。決勝から数えて5回目、サドンデスに入って後手に回っていた藤井が、ついに牙を剥いた。ピン下2m。それを見た川崎。マシーンに狂いが生じた一瞬だった。ショート。
しかし、幕はまだ下りなかった。ショートしてリティーとなった川崎。ノーペナルティーで投げ直しのルールを採用の最終ホール。直接放り込めばドラマは続く。観衆からは「狙え」のコールが響く。集中に時間をかけた川崎の、やや強めに投げ出されたディスクは、願いを載せてゴール手前5mで綺麗にスキップ、そのまま浮かび上がりバスケットへ。観衆がかたずをのむ中、カゴ上部をヒットしたディスクは、無情にも芝生にゆっくりと落下した。藤井の勝利が決まった瞬間だった。
25分にも及ぶ、最後まで観衆を引き付ける“プロの戦い”が終わった。

<終わりに>
この難コースと悪条件に、2日間体調を整えて参加していただきありがとうございました。お帰りになってからの体のケアも十分にお願いして、大きな大会の続く5月を乗り切って頂きたいと思います。これに懲りずに来年もぜひリベンジにお越しください。
終りになりましたが、この素晴らしいコースを使用させて頂いた公園関係者、協賛の(株)ヒーロー、その他スポンサー、そしてスタッフの皆様、本当に有難うございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。