~常勝、梶山(学)破れる~

Aso Aso Aso

阿蘇オープン。コースの美しさ、レイアウトそれにコースからの眺望は、国内屈指の大会。その大会が、さらにバージョンアップして7回目を迎えた。雨と風、時々晴れという山特有の天気は、「あなたは全天候型の選手?」と自然から問いかけられているようである。
大会は、昨年までの18Hに、オフィシャルホテルからコースの一望できる9Hが加わって、全27H(1日1ラウンドx2で決勝9H)で争われた。
ディスクスポーツと(株)ヒーローの協賛により華やかな大会が実現し、恒例となった台湾からの選手団も元気な顔を見せてくれている。2kほど離れた今回新設のCコースには、本部中継テントが張られ、流れがスムーズに行われている。
コースは、オープンなホールと、林間コースが程よく配置され、集中力を途切れさせない絶妙のコース設定となっている。

大会は、2年振り参加の白井が逃げて、梶山兄弟、中部の永田が追う展開でスタートした。
9H毎に若干の休みが入るが、これがなかなか面白い。完全に流れが途切れる。結局9Hを6ラウンドする感覚。風も山肌をなめるように吹き抜け、方向が定まらない。
そんな中、決勝に残ったのは、オープンでは、白井、梶山(学)、梶山(能)、それに2日目一気に追い上げた台湾の蕭 駿龍(通称マック)が食い込んだ。結果は、白井が今季2勝目を再び九州でものにした。マスターは、常勝浜崎が、初日、出遅れたかに見えたが、トータル1アンダーパーにまとめて逆転、決勝には今林、秋田の大滝、台湾勢の一角、曾 錫洲が食い込んだ。レディスは、福原、塚本、野中、大滝で決勝が行われ、今年の日本選手権覇者、塚本を抑えて福原が勝利をものにした。

写真では定評のある阿蘇。一瞬のきらめきが映像で見られるのは今から楽しみだ。
そうそう、土曜夜のプレイヤーズパーティーの盛り上がりも凄かった。ディスクスポーツと(株)ヒーロー協賛の抽選会も年々盛り上がりを見せて、選手同士の交流の場として、欠かせないイベントになっている。

来年は、あなたも是非、横田ワールド(TD)へ参加してみてはいかがだろうか。
コースと企画、気象条件もプラスして、決してあなたを裏切らないこと請け合いだ。

白井一夫