JPDGA会員各位
10月9日(土)、岩手県ディスクゴルフ協会(菊池茂樹会長)は、東日本大震災で被災し再建された岩手県立野外活動センター(小岩孝明所長)に対し、全国の仲間から寄せられた義援金を元に購入したディスキャッチャープロ1基を寄贈しました。
〈経緯〉
平成3年3月11日の東日本大震災津波により、ディスクゴルフ常設コースのあった高田松原野外活動センターは全壊、流失しました。
岩手県陸前高田市にあったこの施設は、冬季でも比較的温暖で積雪も少ない地域であることから、岩手県や秋田県のディスクゴルファーにとっては冬場の貴重なフィールドでした。
サーキット開催した第1回みちのくオープンの会場の一つでもあり、ご記憶の方もおられることと思います。
震災の直前にも、岩手や秋田の仲間で近接の高田松原にも特設コースも設営しプレーを楽しんでいました。
震災後、全国の仲間から当協会に続々と義援金が届けられました。
前会長斉藤武志と現会長菊池茂樹の「義援金を基金として野外活動センター再建の際に役立てよう」の指示のもと、施設の再建を待っておりました。
以前、施設があったところは「高田松原津波復興祈念公園」および「東日本大震災津波伝承館」として整備され、再建は同市内の広田町に「岩手県立野外活動センター」として計画されました。
10年が経過した今年7月、ようやく新施設が開所となったことを受け、当協会はディスキャッチャープロ1基を寄贈する準備を進め、本日10月9日に寄贈することができました。
贈呈に際し、菊池会長は「全国のディスクゴルファーの気持ちが込められています」と話し、小岩所長は「皆さんの気持ちを受け止め活用します」とこたえました。
当協会では基金を活用してディスキャッチャープロ2基を購入し、「全国の愛好者有志」の銘板を取り付けた上で、1基は今回の寄贈、もう1基は北上市の大堤コースに設置しております。
この場をお借りして、皆様にご報告させていただくと共に、お寄せいただいたお志に対し心より御礼申し上げます。

岩手県ディスクゴルフ協会

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