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今年で10回目を迎える中四国オープンは晩秋の中国山地・大佐「風の聖域」で行われました。


初日は快晴汗ばむほど、二日目は小雨~霰~雪と強風のなかで凍える、という激しい天候。その中でプロ25名、アマ38名の参加での開催となりました。(以下敬称略です、すみません)

プロ部門:
【初日】第1R。ヨーロッパオープンでの実績のある梶山学がただ一人50を切るスコアでトップ。二打差で実広、続いてレディスの塚本(!)、TAYLORが3打差、-1~+2の間に9人という接戦になった。ほぼ無風という好コンディションのためであったろう。第2R。出遅れた川崎が猛追、ただ一人50を切り、今大会のベストスコア-6をたたき出し、二位に浮上。新鋭・石原もトップ梶山と並ぶ-4でトップグループに割り込む。レディス塚本の±0はここでも光った。マスター部門は高山が安定したスコアで頭一つリード、永田と遠路秋田より参加の大滝が追う展開となった。

【二日目】第3R(9H)からは、大佐ならではの強風が吹き始め、スコアを落とす選手が続出。アンダーパーは梶山・川崎・実広の3名となる。依然として、レディス塚本は+1の4位タイと大健闘。風はさらにひどくなり、第4R(18H)には、30kgのゴールが倒れるほどの突風小雨混じりとなる。このラウンドは梶山・川崎が崩れ、実広-3・TAYLOR-1の二人だけがアンダーを出し、決勝はこの4人で争われることとなった。マスターは永田が悪天候で崩れ、高山・大滝・吉岡・一柳での決勝。レディスは大佐初参加の野中が健闘した。

【決勝】荒天はますます。小雨から雪(吹雪)に変わるなかで、オープン部門は、梶山を3打差で二人が追ったが、悪天の中での梶山の冷静なプレーが勝負を決定づけた。レデイスは塚本の独走、マスターは高山の逃げ切りとなった。

アマ部門:プロと同様の荒天のなかでの開催となったが、アドバンス8名、マスター4名、マスターレディス4名、Gマスター7名、SGマスター6名、レジェンド6名、ジュニア3名の参加。これこそが本大会の特色とである。アドバンス部門もベストが中町の+8と荒天に悩まされたが、マスター部門の大石+5も光った。何より、レジェンドの稲岡が中町と並ぶ+8と脅威のスコアを記録。全員参加の決勝9Hでも、荒天のなかで淡々と楽しむレジェンド部門の余裕とレベルの高さには目を見張るものがあった。

【お礼】大佐という中国山地の山の中で、10回もの長い間開催を続けられたのは、多くの参加者の皆さんの熱意と、地元のご協力あればこそでした。
皆さん、ほんとうにありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

【文責:村松】