null JPDGA JPDGA

~松田が驚異的なダッシュを見せて圧勝~   
 清里オープンコースは不思議なコースに成長していた。

過去3回同じ12ホール(パー36)同じレイアウトで実施されたが、なかなかスコアが伸びてくれない。「練習では簡単にバーディが取れるのに、本番になると取れない。」こんなトッププレイヤーの声を聞く。コースレコードは、第1回大会の菊地選手と第2回大会の実広選手が記録した29(-7)。レコードホルダーの彼らでさえも今大会ではコースの罠に嵌ってしまったようだ。
 3回目の開催となった清里の森オープンは、回を重ねるたびに参加者も増え今回初めて50名のプレイヤーが不思議なコースに挑戦した。中でもプロ部門ではマスタークラスに15名ものエントリーがあり、他のビッグトーナメントに負けず熾烈な戦いが繰り広げられた。また今回は全国各地から参戦いただいたことも特筆される。秋田県、富山県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、1都1府10県。清里の持つポテンシャルとディスクゴルフの魅力が合体した成果か。来年以降も清里の森オープンの更なる盛況が予感される本大会であった。
 そんな中で不思議なコースを征したのは…。

☆プロ部門                              
 オープンでは、南相馬オープン決勝のバーディラッシュで一気に調子の波に乗る松田選手が、昨年は苦しんでいたこの不思議なコースをもろともせず、初日17アンダーパーの飛び出しを見せると、後続はお手上げ状態の13差となって1日目を折り返した。後続は実広選手、菊地選手、2差で白井選手、1差で坂井選手といったところ。
 2日目に入ると、菊地選手が、本来の切れのあるショットを連発、トップ松田選手との差を5として決勝にも連れ込んだ。予選5ラウンドを終わって、初日の順位と変動無く上位4人が決勝に進んだ。決勝は6ホール。決勝1番、名物の池越え173mは、今年も松田選手ただ一人の池越え挑戦となった。今年は風に流され左約40mに着地。昨年同様、池越えの飛距離は観衆の度肝を抜いた。しかし、パットに冴えが見られず、ボギーの4とすると、ここから菊地選手の追い上げに拍車がかかった。決勝5ホールで3つ詰めた最終ホール、本部テント前のレストエリアに投げ込む投げ上げの136m。菊地選手の1投目に期待が集まったが惜しくも低め、斜面に突き刺さった。この時点で松田選手の勝利が濃厚となった。ここでスーパーショットを見せたのが実広選手、惜しくも樹に当たったものの十分な飛距離で、清里オープン史上初の最終ホールティショットで上段のレストエリアにのせ、観衆のため息が周囲を埋め尽くした。実広選手は、ロングパットも決めて3。松田選手、菊地選手は共にボギーとなり、松田選手の復活を告げる初優勝が決まった。
 マスターでは、昨年度からマスター参戦し無敗のマスターチャンピオン六本木選手が初日からリードを奪い圧勝かと思われたが、徐々に追い上げを見せ予選最終ラウンドで遂に逆転に成功した工藤選手が、その勢いで決勝も逃げ切りマスター初優勝を飾った。元々オープンで活躍していたこの二名の一騎打ちかと思われたが、随所に巧の技でバーディをとりマスターベストスコア(31:-5)を記録した五十嵐選手が2打差で3位に、更に2打差でサウスポーを活かし安定したプレイを見せた岡山から参戦の吉岡(達)選手が4位に入るなど、5位以降も僅差でつづくマスタークラスは戦国時代に入った模様だ。
 レディスは、マスターレディスとのクラス統合で成立となったが、女王稲見選手が唯一30台をマークするなど安定したスコアで貫禄の優勝。

☆アマチュア部門
 アドバンスは、ジュニア不成立による統合と当日エントリー2名を含め7名で競技が行われた。公式戦には久々の参戦でかつてのアマチュアチャンピオン竹内選手が堂々の優勝を飾った。2位には2差で沼田(知)選手、3位には更に3差で小野選手が続いた。
 また、ジュニア不成立でアドバンス初参戦の実広太陽選手(7歳)が、大人でも息を切らすこのコースで、「小野選手がライバルだよ。」と無事2ラウンドしたことは賞賛に値する。未来の世界チャンピオン候補がいよいよその歴史をスタートした。
 アドバンスレディスは、マスターレディースとの統合で6名で競技が行われ、南相馬オープンで圧勝した渡辺選手が公式戦連覇を達成した。2位には3差で羽根選手が、3位には昨年同クラスランキングチャンピオンの伊藤(啓)選手が6打差で続いた。
 マスターは、JFDAから参戦の藤井選手が、JPDGAメンバーを圧倒。アマチュア部門で唯一30台スコアを連発し、2位野中選手に7打差で圧勝した。
 グランドマスターは、昨年優勝の中岳選手と昨年3位の小林選手が同スコアで1位となり、サドンデスの結果、当日エントリーの小林選手が優勝をさらった。
 シニアは、昨年優勝の朝倉選手が斎藤選手の追い上げを一打差で振り切り大会連覇を達成した。

☆クラス別表彰
 プロ部門、アマチュア部門とも各クラス優勝者には清里の森管理公社様協賛の優勝盾とワインが贈呈された。特製の優勝盾は、後日優勝者の名前を焼き付けて渡される。

☆部門別総合順位表彰
 プロ部門は予選5ラウンド、アマチュア部門は2ラウンドのスコアにクラス別ハンデを加算し部門別の総合順位を決定し参加者全員を豪華賞品で表彰した。
 プロ部門は、オープン優勝の松田選手が総合優勝も飾り、優勝賞品ディスキャッチャートラベラーをゲット。2位は菊地選手、3位にはマスタークラスハンデ(-5)を獲得して工藤選手、4位は同スコアになったが下位クラス優先からマスター六本木選手が獲得し、5位は実広選手が続いた。2位~12位までの選手にはいわく付きの商品券が渡され、13位以下には賞品が贈られた。
 アマチュア部門は、マスター優勝の藤井選手が総合優勝となり、デイバッグとアマワールド・タオルをゲット。2位にはシニアの朝倉選手、3位にはアドバンスレディスの渡辺選手、4位にはシニアの斎藤選手が続き、以下各選手にも賞品が渡された。総合順位表彰では、様々なクラスが上位に入りハンデ制の醍醐味が味わえる結果となった。

☆最後に
 本大会で過去3回ともご協賛を頂いた、清里の森管理公社様、D.D.jam様に感謝の意を表します。清里の森管理公社様には、通常有料コースである大会会場を無料提供、テントやパラソルの提供及び設置・撤去作業、表彰盾の協賛等を頂きました。また、D.D.jam様には、参加者全員に参加賞をご協賛いただきました。誠にありがとうございました。
 来年は、宿泊協賛をいただける施設も増える予定です。益々大勢の方にご参加いただけるよう、「参加して楽しい清里の森オープン」を目指したいと思います。

☆最後の最後に
 清里の森オープンで初のエースがでました。10番102m(日本記録?)で諸岡選手!9番84mで実広選手!エース賞は第4回清里の森オープンの招待選手として参加費を免除します。また、今大会で渡された永久保存版のコースマップを来年の大会に持参された方には、参加費の割引を予定しています。来年もまた清里で会いましょう!

文責)TD坂井、白井