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2009年度の第4回清里の森オープンは初物尽くしで開催を迎えました。


 第3回までは神奈川県DG協会主管で開催してまいりましたが、山梨県DG協会設立準備室の発足とともに土田岬TDのもと大会内容も一新しました。敷地の関係で制限のあったホール数も、会場提供いただいている清里の森管理公社のご好意によりエリア拡大し12ホールから18ホールで競技ができるようになりました。また、本大会では初めて提携大会として㈱ヒーロー社にご協賛いただき、華やかでプロフェッショナルな会場雰囲気を演出いただきました。そして最後には前代未聞のサプライズも・・・。

●第4回清里の森オープン特別賞
 清里の森OPの参加者は、第1回の30名台から年々増加し今年初めて60名を超え、プロ部門25名、アマチュア部門37名(2名棄権)のプレイヤーで賑わいました。
去年までの12ホールに加え6ホール追加されたトーナメントコースは、18H総延長1,466m、平均81.4m、Par55となり、プロもアマも毎年同じティ、同じレイアウトで競技されることが清里の森OPの大きな特徴です。
そこで本大会では過去の参加者のラウンド実績から1ラウンドの平均スコアを算出し、18Hに換算した個別アベレージより今回予選ラウンドの平均スコアが5打以上縮まった、つまり今までより上達した、頑張ったプレイヤーをアベレージ賞として表彰しました。結果は、6位タイ:-5で、実広太陽くん(千葉県)、小林正和さん(東京都)、伊藤啓子さん(愛知県)、5位:-5.17で唯一プロ部門から白井浩子さん(東京都)、4位:-7で野中泰治さん(福岡県)、3位:-8で沼田知之さん(埼玉県)、2位:-12で前田加依子さん(東京都)、以上7名にミニメタルマーカーが贈られ、1位は-15と驚異的な上達を見せた小野宏明さん(神奈川県)が獲得し09’USマスター選手権のオリジナルポロが贈呈されました。今回初参加の方は対象外でしたが来年以降は今回の結果が対象記録になりますので、また腕を磨いてリベンジしてください。
またJPDGAオフィシャルRatingによるプロ・アマ総合順位表彰では、2位の羽根みどりさん(愛知県)にミニメタルマーカーを、1位の大山元気さんには09’USマスター選手権のオリジナルポロが贈呈されました。
さらに今回は建物に隠れたブラインドの18番46mで、大会二日目の1ラウンド目にニアピンが競われました。勝者はプロ・オープンの石原雅敏さんが約2mで09’ワールドのオリジナルタオルを獲得しました。
今年は実広泰史さん、諸岡通容さんの2名が昨年のホールインワン賞で招待選手としてご参加いただきました。今年も7番ホールでエースが達成され、望月淳さん(東京都)が来年以降清里の森OPに1回無料で参加できる永久権利を獲得されました。

●第4回清里の森オープン アマチュア部門成績
競技に目を向けると、1DAY大会のアマチュア部門では、Gマスター、Gマスターレディス、シニアGMレディス、レジェンド、U10にもエントリーいただきましたが成立せず、上位クラスでの競技をしていただくことになりました。
アドバンスクラスは17名(1名棄権)の競技となり、今回JPDGA未登録の方々(6名)も沢山ご参加いただいたことが特筆されます。優勝争いは2年間の充電期間を経てディスクゴルフに復活を遂げた中学生と大人の戦いという図式でした。アマチュア部門全体でも唯一アンダーパーを記録した中学生、井上大地選手(埼玉県)が-2の見事なスコアで優勝しました。2位には+1で沼田知之選手(埼玉県)、3位には上達著しい小野宏明選手(神奈川県)が+3の好スコアで優勝候補の一角黒田隆志選手(栃木県)+5を抑えて入賞しました。
アドバンスレディスクラスは5名(1名棄権)の競技となり、アベレージ賞でも-12と上達著しい前田加依子選手(東京都)が去年の3位から今回は2位に10打差以上付けて+23のスコアで圧勝しました。2位には初参戦の渡辺亜衣選手(東京都)が昨年の優勝者渡辺聡美選手(神奈川県)を抑え+34で見事入賞されました。3位には渡辺聡美選手と公式戦初参加の石上晃代選手(東京都)が+38タイで副賞を獲得しました。
マスタークラスは4名の競技となり、アマチュア部門全体でも2位タイの好スコアとなる+1で野中泰治選手(福岡県)が昨年同クラス2位の雪辱を果たし優勝しました。2位にはJFDA会員の井上亨選手(東京都)が+4の好スコアで入賞しました。3位には小林正和選手(東京都)が+7で副賞を獲得しました。
マスターレディスクラスは3名の競技となり、Rating賞で2位になった羽根みどり選手(愛知県)が+17のアマチュア女性の中ではトップスコアで優勝しました。2位には伊藤啓子選手(愛知県)、3位には小林扶佐子選手(東京都)がそれぞれ副賞を獲得しました。
シニアGMクラスは8名の競技となり、唯一過去3回連覇が続いていたクラスであり4連覇の達成に注目が集まりましたが、第2回大会2位の雪辱を果たし4連覇を阻止して見事優勝したのは、宮本順三選手(東京都)スコア+8でした。惜しくも4連覇は逃したものの安定したプレイの朝倉専吉選手(神奈川県)と斎藤実選手(神奈川県)が+12のスコアで2位タイと入賞されました。

●第4回清里の森オープン プロ部門成績
2DAY大会のプロ部門は、決勝ラウンドで特設9ホール×2コースを設定し、オープン&マスタークラスは9H:Par31(Total:Par223)、レディス&Gマスタークラスは9H:Par28(Total:Par220)の設定で競技が行われました。
今年から新設されたGマスタークラスは5名で初代チャンピオンの座が競われ、トータル-2の素晴らしいスコアで大滝朗選手(秋田県)が第2回大会のマスターチャンピオンに続き初代Gマスターチャンピオンになり2階級制覇を達成しました。1R目はリードを許したものの2R目53の好スコアで逆転すると、以降精神的にも余裕のある安定したプレイを続け素晴らしいパットの連続でリードを守り優勝されました。2位には1R目に同クラスのベストスコアとなる52(-3)をマークした諸岡通容選手(東京都)がトータル+3の好スコアで入賞しました。3位には、本大会TD土田岬選手(山梨県)がジモティの利を生かし+9で副賞を獲得しました。
マスタークラスは5名の競技となり、昨年JPDGA公式戦マスタークラスで無敵の六本木選手に本大会で唯一土をつけた工藤賢治選手(神奈川県)が、大会を通してオーバーパーなく安定したラウンドで-4の好スコアで大会2連覇を達成しました。2位はコースデザインを担当した坂井秀勝選手(神奈川県)が初日はリードするものの2日目は生彩を欠きトータル+1で2位入賞しました。3R目52の同クラスベストスコアを出して一気にトップに躍り出たものの、その後積極的な攻めが裏目に出た場面もあり惜しくも1打差の+2で大島寛選手(大阪府)が3位となり副賞を獲得しました。
レディスクラスも5名の競技となり、第2回大会優勝者の佐藤幸子選手(東京都)が3R 目にオープンクラス以外でベストスコアとなる驚異的なスコア51をマークし一気に逆転、そのままの勢いでトータル+3の素晴らしいスコアで本大会2回目の優勝を飾りました。2位には2日目驚異的な追い上げに屈するも安定したスコアで3位に10打以上差をつけて白井浩子選手(東京都)が+8の好スコアで入賞しました。3位には前回優勝者の稲見直子選手(東京都)が+21で副賞を獲得しました。
オープンクラスは10名の競技となり、予選からトップ5が40台のスコアをマークするなど他を圧倒、壮絶な決勝進出争いが繰り広げられました。その結果、準決勝で2打差を逆転した石原雅敏選手(東京都)がトップと18打差の4位で、白井一夫選手(東京都)が13打差の3位で、実広泰史選手(千葉県)が4打差の2位で、菊地哲也選手(東京都)がトップで決勝進出を果たしました。惜しくも1打差の5位に甘んじた川崎篤人選手(東京都)のスコアラーで決勝9H:Par31が特設ホールで行われ、決勝だけで-7と驚異的な実広選手の追い上げに耐えた菊地選手が1打差で逃げ切りました。菊地選手は予選で唯一3ラウンドとも40台をマークするなど安定したハイレベルなラウンドを重ね、トータルスコア-33で本大会3回目の優勝を飾りました。3R目に新設18Hのコースレコード44(-11)を記録し決勝でも1打差まで追い上げた実広選手が-32の素晴らしいスコアで準優勝しました。3位には09’ワールドに続き09’USマスター選手権でもプロ・シニアクラスで準優勝した白井選手が-20の貫禄のスコアで入賞。4位は18番ホールニアピン賞も獲得し小技も身に付けた石原選手が-14の好スコアで入賞しました。
 プロ・アマとも入賞者には、各順位盾と副賞が、更に各クラス優勝者には清里の森オリジナル木製盾に氏名を刻印して贈られました。この度清里の森OPにご協賛を頂きました㈱ヒーロー様、清里の森管理公社様、ご協賛誠にありがとうございました。
 最後に、菊地哲也くんの優勝コメントが彼女へのプロポーズとなるサプライズで、みんなが幸せな気持になれたハッピーエンドの大会でした。おめでとう!