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第5回清里の森オープンは、山梨県・清里の森ディスクゴルフコースにおいて、5月22日(土)、23日(日)の二日間、JPDGAローカル大会兼JFDA第35回全日本FD個人総合選手権大会ディスクゴルフ部門大会として開催しました。


 第5回大会は、プロ部門34名、アマチュア部門24名、合計58名のエントリーを受けましたが、2名の棄権があり56名での競技となりました。
会場は、清里の森管理公社様のご好意により、9Hの常設コースエリアに加え、エリアを拡大し18ホールの特設コースで競技を行いました。コースレイアウトは毎年同じレイアウトですが、ホールによってはマンダトリーが厳しく設定されたり、2ペナのOBエリアがあったりと、難易度を増したトーナメントコースになりました。
また、本大会は、㈱ヒーロー様の協賛提携大会として、プロフェッショナルな大会会場の演出をいただき、華やかな雰囲気の中で開催されました。

●第5回清里の森オープン特別賞
清里の森オープンでは、アベレージ賞、Rating賞、ニアピン賞、ホールインワン賞の特別賞が以下の方々に贈呈されました。
【アベレージ賞】(賞品協賛 by TD)
清里の森OPトーナメントコースは、18H延長1,466m、平均81.4m、Par55。プロもアマも毎年同じティ、同じレイアウトで競技することが清里の森OPの大きな特徴です。そのため、清里の森オープンでは過去の大会参加者の個別アベレージを算出し、過去のアベレージより今回の予選ラウンドの平均が上回ることができた方、つまり今までより上達した方、頑張ったプレイヤーを毎年『アベレージ賞』として表彰しています。
今回はコース難易度が上がった中で、アベレージが1.0以上良くなった方10名が表彰対象となりました。
 1位:-24.00 鈴木泉(山梨県)
2位:-13.42 青木雅樹(東京都)
3位:-3.58  迎田文雄(神奈川県)
4位:-3.30  土田一郎(東京都)
5位:-3.06  西野進介(東京都)
6位:-2.57  稲見直子(東京都)
7位:-2.25  金谷浩子(東京都)
8位:-1.09  小林正和(東京都)
9位:-1.00  重松泰彦(東京都)
9位:-1.00  青木美樹(東京都)
賞品は、1位はディスク4枚、2位はディスク3枚、3位はディスク2枚、4位~9位タイの選手にはディスク1枚が準備され、表彰式に残って頂いた方に贈呈されました。
1位の鈴木さんは清里の森管理公社の職員で、昨年業務命令で本大会初参戦、今年は悪天候にもかかわらず24もスコアを伸ばし世界チャンピオンのサイン入りディスクを含め4枚のディスクをゲットしました。
今回初参加の方は対象外でしたが来年以降は今回の結果が対象記録になりますので、また腕を磨いてリベンジしてください。
【Rating賞】(賞品協賛 by TD)
JPDGAオフィシャルRatingにより、プロ部門、アマチュア門別の上位各3名が表彰対象になりました。
●プロ部門
1位:62.1 稲見直子(東京都)  Rating:-3.8
2位:63.5 諸岡通容(東京都)  Rating:-5.5
3位:63.7 迎田文雄(神奈川県) Rating:-6.5
●アマチュア部門
1位:61.4 渡辺聡美(神奈川県) Rating:12.6
2位:62.6 大山元気(栃木県)  Rating:6.4
3位:66.0 下宮良友(東京都)  Rating:-2.0
賞品は、プロ・アマとも1位はディスク3枚、2位はディスク2枚、3位はディスク1枚が用意され、表彰式に残って頂いた方に贈呈されました。
【ニアピン賞】(賞品協賛 by TD)
恒例の建物に隠れたブラインドの18番46mで、予選1R、2R、3R(アマ予選1R)の計3回ニアピンが競われました。初日プロ部門のみの1R 目と2R目を同じ選手が獲得したため、急遽同選手が3連覇した場合の賞品をディスキャッチャートラベラーに格上げし迎えたプロ・アマ混合の3R目。勝負の行方は・・・。
1R目:1.91m 大内勝利(山口県) プロ・オープン
2R目:3.49m 大内勝利(山口県) プロ・オープン
3R目:2.50m 山口太陽(東京都) アマ・アドバンス
アマチュア部門の山口太陽選手がプロ選手を抑え、見事3R目の勝者になりました。
賞品は、各勝者にはステンレスマグが贈呈され、アマで勝った山口太陽選手にはディスクを1枚加えて贈られました。
【ホールインワン賞】
今年は望月淳選手が昨年のホールインワン賞で招待選手として参加費無料で参加していただきました。そして今年も昨年に続き7番ホールでエースが達成され、実広泰史選手(千葉県)が来年以降清里の森OPに1回参加費無料で参加できる永久権利を獲得されました。エースの瞬間「やった!来年もまた招待だ!」と家計に優しい実広選手が叫んだとか。近くで見ていた息子の太陽君には頼もしい父親に映った事でしょう。

●第5回清里の森オープン アマチュア部門成績
競技に目を向けると、1DAY大会のアマチュア部門では、マスター、Gマスター、Gマスターレディス、レジェンド、U13、U10にもエントリーいただきましたが成立せず、上位クラスでの競技をしていただくことになりました。大会二日目の日曜日はあいにくの雨天となり、アマチュア部門の参加者には厳しいコンディションになりました。
【アドバンスクラス】
アドバンスクラスは14
(1名棄権)の競技となり、1R目は64でニアピン賞を獲得した山口太陽選手と下宮良友選手がトップタイに並び、2打差で郡守彦選手と小野宏明選手が追いかけるいずれも二十歳代の若手の争いになりました。ところが決勝ラウンドに入ると、昨年同大会マスタークラス優勝の野中泰治選手が28イーブンパーのトップスコアで回り4打差を追い上げましたが一打届かず2位タイ(+13)と惜しくも2階級制覇を逃しました。同じく2位タイには山口太陽選手が(+13)で入賞。優勝は、2ホールを残してスコアタイで並んでいましたが、プロ部門でも難しい13番ホールでバーディを奪い、この1打差で逃げ切った下宮良友選手が(+12)でJPDGA公式戦初優勝を飾りました。
【アドバンスレディスクラス】
アドバンスレディスクラスは4名の競技となり、1R目のスコア順位の結果がそのまま最終順位となりました。昨年優勝の前田加依子選手は(+34)で3位に、アマチュアRating賞で1位の渡辺聡美選手は(+28)で2位に入賞、この二人を抑え、本大会初出場の浅谷久美子選手が(+24)で初優勝しました。
【シニア・グランドマスタークラス】
シニアGMクラスは7
(1名棄権)の競技となり、毎年厳しい優勝争いが繰り広げられるこのクラスでは、1R 目65の素晴らしいスコアで斎藤実選手と重松泰彦選手が他の選手を圧倒し、優勝争いはこの二人に絞られました。決勝ラウンドで安定したプレイで柏木堯選手が(+23)で3位入賞し、重松泰彦選手が(+15)で2位に入賞。決勝ラウンド、雨の悪コンディションの中では驚異的とも思えるスコア28でアマチュア部門全体でもトップスコアを記録し、トータルでもアドバンスを上回る(+10)で混戦のシニア部門を初制覇したのは斎藤実選手でした。この悪コンディションの中、昨年のご自身のスコア(+12)をも上回るスコアでの優勝はお見事の一言です。

●第5回清里の森オープン プロ部門成績
2DAY大会のプロ部門は、決勝ラウンドで6ホール×2コースを設定し、オープン&マスタークラスは6H:Par22(Total:Par214)、レディス&Gマスタークラスは6H:Par18(Total:Par210)の設定で競技が行われました。
【グランドマスタークラス】
Gマスタークラスは8
で競われ、1R目52の(-3)の好スコアで大滝朗選手と六本木孝道選手が並び3打差で諸岡通容選手が追いかける展開になりました。2R目も同じ(-3)でスコアを伸ばした六本木選手が一気に抜け出し、全てのラウンドで同クラスのトップスコアを記録した六本木選手がトータル(-4)のスコアでGマスター日本チャンピオンの貫禄を発揮し優勝しました。2位には昨年覇者の大滝選手が(+7)で入賞、3位は最近安定感を増した諸岡選手が入賞しました。
【マスタークラス】
マスタークラスは7名の競技となり、今年のマスタークラスは準決勝終了までに3人がトップに入れ替わる混戦となりました。1R目はラミラダ合宿の成果か52の(-3)のスコアで迎田文雄選手が抜け出し、2位に土田一郎選手が(-1)で、3位タイには(±0)で江原隆夫選手と大島寛選手が付けました。2R目は1R目(+4)で出遅れたマスター日本チャンピオンの高山幸司選手がマスタークラスのトップスコア51(-4)で一気に追い上げ1位の迎田選手に1打差に迫り優勝争いに参戦。二日目雨の厳しい状況の中、気持ちを切らずに準決勝までを耐えた選手が1位高山選手(+4)、2位江原選手(+5)、3位大島選手(+10)、4位迎田選手(+11)で決勝に進出しました。
決勝の結果、常に安定したスコアでラウンドし決勝6Hを唯一(-1)でラウンドした江原選手が逆転でトータル(+4)のスコアで清里の森OP初優勝を果たしました。2位は決勝で崩れた高山選手が(+8)で入賞し、3位は大島選手が(+10)で入賞しました。
【レディスクラス】
レディスクラスは5名の競技となり、初日2ラウンドとも50台のスコアでラウンドした稲見直子選手がトップに立ち、1打差で日本選手権チャンピオンの金谷浩子選手が追う展開となりました。2日目雨の中でも3R目に50台をキープした金谷選手が逆転、そのまま準決勝、決勝とレディスのトップスコアを記録し金谷選手がトータル(+9)のスコアで優勝しました。2位には稲見選手が(+16)で入賞し、3位は初参戦の福原有希選手が入りました。
【オープンクラス】
オープンクラスは14
(1名棄権)の競技となりましたが、優勝候補の一人実広泰史選手にはハプニングのスタートとなりました。高速道路の事故渋滞の影響を受けスタート時間に間に合わず、5ホール目の途中で到着、競技に参加しましたがいきなり20打のハンデを負ってのスタートとなりました。
1R目は昨年の覇者で今年日本選手権チャンピオンの菊地哲也選手が貫禄のスコア48(-7)でトップに立ち、2位に49(-6)の石原雅敏選手、3位に51(-4)の白井一夫選手、4位には52(-3)で川崎篤人選手が続く展開。因みに実広選手は72(+17)でプロ部門全体での最下位。
2R目はゼファーをディスクバッグに入れてアプローチに安定感を増した石原選手が48のベストスコアでトータル(-13)の首位に立ち、1打差で(-12)で菊地選手が2位、更に2打差で(-10)で白井選手が3位、(-1)にスコアを伸ばした大内勝利選手が4位に上昇。因みに実広選手は49と意地を見せ(+11)まで挽回し、初日終了。
2日目は雨。雨が大好きな実広選手はまだ諦めませんよと笑顔で3R目スタート。雨の影響でトップグループも思うようにスコアが伸ばせず、53でラウンドした白井選手が(-12)で1位になり、石原選手が(-10)で2位に、菊地選手が(-5)で3位、4位は川崎選手が返り咲きトータル(±0)。殆どの選手がオーバーパーを記録する中、このラウンド7番ホールでエースを記録した実広選手は48の驚異的なスコアでトータル(+4)の6位まで追い上げ、奇跡の決勝進出もあるのかと周りに期待を持たせます。
準決勝でも25のベストスコアを記録し(+2)まで戻した実広選手でしたが、決勝進出には2打足らず5位となりました。逆境の中でも笑顔で前向きな実広選手のプレイは称賛に値します。
準決勝、決勝で菊地選手がトップの白井選手を追い上げましたが、一度リードを許したら誰よりも強さを発揮する白井選手がトータル(-11)で逃げ切り清里の森OP初優勝を達成しました。2位はトータル(-8)で菊地選手が入賞し、副賞を獲得。3位には昨年4位から順位を一つ上げた石原選手が(-7)で入賞し、4位も昨年5位とスコアラーに甘んじた川崎選手が順位を上げ4位入賞を果たしました。
 
プロ・アマとも入賞者には各順位盾と副賞が、更に各クラス優勝者には清里の森オリジナル木製盾に氏名を刻印して贈られました。この度清里の森OPにご協賛を頂きました㈱ヒーロー様、清里の森管理公社様、ご協賛誠にありがとうございました。