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バリィー シュルツがマスターを制す!!グレッグ フォスフェルド Gマスター優勝V3!!
~日本からはマスターの金谷、Gマスターの白井、坂井が参戦~

2011年最初のメジャー大会USマスターが、4/8-10アメリカのテキサス州ハインツビルで開催された。コースはShaw Shank Course 23ホールは林間コース。4ホールが場所を変えてのロングコースとなっている。簡単に言うと、ひたち海浜公園の林間を2~3倍に広げてアップダウンを加えた感じだ。今回のコースはパー87かなりの難コースにセットされた。2009年まで行われていたラ ミラダの、長めだがオープンなコースが懐かしい。
大会は3日間とも好天に恵まれた。しかし、風が曲者だった。風は5~8m/s程度だが、まったく定まらない。息をしながら巻く感じだ。

大会前日の7日は、午後からダブルスが行われた。ダブルスと言っても、個人のスコアを合計する形式。面白いのは、ハンディがあることだ。21ホールでのハンディは、レイティング950以下はホール毎に1、950~979は4、980~999は2、1000以上は1.何の数字かというと、やり直しの出来る回数だ。今度何かの機会に是非やってみたいルールだ。パー67※イーブンパーで回るとレイティング1000くらいか(このコースは3日目のコースと同じ)。下見がてら、3人とも参戦した。
私は、地元の21歳の少年と組ませてもらった。相手チームは、デビッド グリーンウエルとグレッグ ホスフェルドペア、願ってもない組み合わせだ。試合でも、なかなか叶わない組み合わせを十分堪能した21ホールだった。
今回、Gマスターはこの2人が1、2フィニッシュをしたわけだが、彼らを見ていると、決して飛距離だけで優位に立っているのではないことを思い知らされる。林間のストレートの正確性、巧みなローラー。オープンなところは120mのコントロールショットと、見ているだけでため息が出るほど柔らかい動きをする。
私のパートナーである地元の少年は、はじめて間も無いらしく、ルールに関して、ベテラン2人から厳しく指摘を受けていたが、サイドスローで100mほど投げる。何より、全てが楽しいといった感じのラウンドだった。数年後が楽しみだ。

大会は、3日間ともティータイム方式(時間差で同じホールからスタート)で行われ、ラウンド終了後、お目当ての選手を観戦することも可能だ。
今回の日本チームは、結果から言うと、もう一歩と言うところか。
ただ、今回初参戦の金谷は、1ラウンド目に、現在の自己のレイティングを上回るラウンドを体験したことは今後の自信に繋がった。また、Gマスターの坂井も、3ラウンド目に好スコアをマーク(レイティング962)、気分のいい終わり方をしている。
一方、上位を狙って出場の私は、今一つ歯車が噛み合わずジリジリ後退、残念な結果に終わった。良いところを繋ぎ合わせ、今後の飛躍の薬にしたい。

優勝は、マスター部門はバリー シュルツがぶっちぎりの強さを見せて圧勝、今後暫くは彼の時代が続くのではと思わせる戦い振りだった。
Gマスター部門は、1ラウンド目7アンダーで抜け出したグレッグ フォスフェルドが優勝。2位には、1打差まで迫ったジム オーツを振り切って、デビッド グリーンウェルが入った。
今回は、レディス部門、アマチュア部門にも参加が多く200名近くの参加者で賑わった。

40歳以上のプレーヤーには是非参加してみることをお勧めしたい大会だ。各大会でオープン部門でも上位に名を連ねる選手たちと一緒に回れる、直接技術指導も受けられる、もちろん友達にもなれるサービス付である。レディス部門には、世界選手権で4連覇したジュリアナも参戦して花を添えた。

さあ、また課題を克服して、来年に備えることにしよう。
大会会場では、会う選手が皆、震災の心配をしていました。遠征中のM7.4の地震情報も、彼らから教えられました。今回、イノバーから、販売された震災支援ディスクは、即日完売、追加も同様と聞いています。
日本でも、清里の森OPから、ヒーロー製作の震災支援のディスクが販売されます。どちらも、売り上げの全額を義援金として被災地へ送る計画です。
この他、国内でもチャリティー大会が行われ始めています。復興にはかなりの時間がかかりそうです。息の長い支援体制が必要です。今後も復興に向けて、微力ながら協力していきたいと思います。                      (辰己の森・白井)