JPDGA JPDGA JPDGA JPDGA

第15回 関東オープンは 7月2~3日、宇都宮市清原工業団地3号緑地で開催されました。
今年も、北は秋田、岩手から、南は愛知、滋賀から、また遠くはアメリカから(Levi Daniel選手)
プロ部門43名、アマ部門64名、合計107名と、全国各地から参加いただきました。


初夏というよりも真夏の陽気の中、大会前日の公式練習も連日続いた雷雨で中断。
その様な天候を心配しながら今年も昨年同様、坂井秀勝氏デザインのロングホール且つ
テクニカルなコースの18H、プロ部門がAプール:全長2,206m(昨年、レディス クラスは
Bプール)。また、アマ部門はBプール:1,710m(昨年、1,732m)で行われました。

1番HはA-70m、B-50m、DZ-30mのアイランドホールです。ゴールエリア内にディスクが
入るまで何投でも投げなければなりません。ハマった選手が結構いました。
2番HはA-176m、B-118mで、ゴールの前に円形の柵で囲まれた築山(古墳)があり、
アプローチを失敗すると柵の中(OB)に入れてしまいます。このホールもかなりハマった選手
がいまして、何枚も柵の中に入れ込んでいました。3番HはA・B-101mのストレートコース
です。 4番HはA・B-91mの林間、マンダトリーコースです。 5番HはA・B-146m、
7番HはA-139m、B-100mで、共にアップ、ダウンの林間ブラインドホールです。
6番HはA・B-89mの林間、島越えで、馬の背のゴールを狙います。8番HはA-107m、
B-96mで、ティーは同じですが途中A、B別のダブルマンダトリーを通過させます。
9番HはA-132m、B-104mで、共に長い林間コースから広場のゴールを狙います。
10番HはA-117m、B-97mで、殆んど正面がOBエリアのマンダトリーコースです。
このホールも泣かされた選手が相当いました。11番HはA・B-125m、12番HはA-134m、
B-86m(昨年、108m)、17番HはA-153m、B-89mで、共にOBラインでコース幅が絞ら
れているテクニカルなコースです。特に12番H、Bプールについては昨年よりも22m短くし、
OBのリスクはあるがバーディーも狙えるよう変更いたしました。
13番Hはアスファルト道路上のティーからA-80m、B-60mを、道路に沿ってゴールの島
(アイランドではありません)に投げ入れます。 14番HはA・B-85mで、ダブルマンダトリーが
2ヶ所あるテクニカルコースです。 15番HはA-119m、B-68mで、ゴールのある広場の前に
立ち塞がる林間をどのように攻略するか。16番HはA-153m、B-83mで、ボールゴルフコー
スのフェアウェイのようなコースで、景色が一番きれいなコースかと思います。
18番HはA-189m、B-122mで、数ある桜の樹と枝や葉がドーム状となり、投げ上げができ
ないAプール最長コースとなりました。

【プロ部門】
◆オープン
昨年の決勝は1位・同率2名(実広、川崎)、3位・同率2名(梶山、白井)と言う近年にないドラ
マがありましたが、今年のオープンもやはり川崎選手が準決勝で6位から4位タイとなり決勝ラ
ウンド進出を決め、5名による決勝でしたが、予選第2Rよりトップに立った菊地選手が終始安
定したプレーで逃げ切り。 1~2位の菊地、松田、両選手がトータル、アンダースコア。
結果、1位:菊地哲也選手(-16)、2位:松田英明選手(-1)、
  3位:井上大地選手、4位:川崎篤人選手
◆レディス
予選ラウンドから終始安定したプレーを見せた金谷選手が優勝。
予選第1日目、調子の上がらなかった稲見選手が2日目、爆発したが...
結果、1位:金谷浩子選手、2位:福原有希選手、3位:稲見直子選手、4位:加藤宏美選手
◆マスター
マスタークラスも予選ラウンドから終始安定したプレーを見せた坂井選手が優勝。
藤井、カール、両選手による2位争いが見ものだったが、第3R・15~18Hで決まったか...
結果、1位:坂井秀勝選手、2位:藤井善行選手、3位:Carl Garrity選手、4位:江原隆夫選手
◆グランドマスター
グランドマスタークラスも予選ラウンドから終始安定したプレーを見せ、2位以下に20投以上の
差を付け、オープンクラスに入っても3位の成績(松田選手と1投差)でラウンドした六本木選手
が今年も断トツ優勝。
結果、1位:六本木孝道選手、2位:諸岡通容選手、3位:櫻井康生選手、3位:高倉靖詞選手

【アマ部門】
◆アドバンス男子
予選ラウンドから決勝ラウンドの展開は誰も想像できないくらいの順位変動がありました。
その中で決勝ラウンドも安定したプレーを見せた花園選手が優勝。
そして、3~10位までが3投差で9名と言うまさに混戦模様。
結果、1位:花園賢一郎選手、2位:福留俊昌選手、3位:高橋佑輔選手
◆アドバンス女子
決勝ラウンドで浅谷選手に追いつき、引き離した関口選手が優勝。
また、決勝ラウンド第2グループの兼弘成望選手(U16)が一気に爆発し浅谷選手に並ぶ。
結果、1位:関口茂子選手、2位:兼弘成望選手(U16)、2位:浅谷久美子選手
◆グランドマスター男子
予選ラウンド1位通過の井上選手、決勝ラウンドで崩れる。
2位に付けていた白井選手が安定したプレーを見せ優勝。
結果、1位:白井芳一選手、2位:井上亨選手、3位:五十嵐守選手
◆グランドマスター女子
予選ラウンドから終始安定したプレーを見せた、山口選手が優勝。
結果、1位:山口綾子選手、2位:小室久美子選手、3位:梅原梨枝子選手
◆シニアグランドマスター男子
決勝ラウンド第2グループの重松選手が一気に爆発し逆転優勝。
結果、1位:重松泰彦選手、2位:山田勝選手、2位:有賀重和選手
◆シニアグランドマスター女子
予選ラウンドから終始安定したプレーを見せた、三浦選手が2位以下に20投以上の差を付け
優勝。
結果、1位:三浦由美子選手、2位:緒方多美子選手、3位:永野壽子選手
◆レジェンド男子
予選ラウンドから決勝ラウンドと松島選手と和田選手の一進一退の攻防が続く中、決勝ラウン
ド(9H)の最終ホールで決着。
結果、1位:松島勇選手、2位:和田昭英選手、3位:坂口四郎選手
以上、プロ部門、アマ部門、入賞された選手の皆様、おめでとうございます。

体力は勿論、更に精神力が必要な18H。 緊張感をいかに持続出来たかで結果も大きく左右
されました。 特にアマ部門においては上位陣が崩れる中、第2グループから安定したプレー
を維持できた選手の入賞が目立ちました。 また、実力とメンタルの強さを兼ね備えたトップ・
プロのプレーの凄さにも感心させられました。
心配していた天気も大会期間中崩れることもなく無事終了いたしました。

最後になりますが、大会運営にご協力いただきました川崎会長、坂井さん、平林さん、
白井さん、渡部さんに感謝申し上げます。
また、今年も参加していただきました選手の皆様に感謝し御礼申し上げます。

ありがとうございました。
関東OP・TD 阿久津 英隆