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吉野ヶ里歴史公園の開園と同じだけの歴史をもち、早くも10年目を迎えた本大会は、昨年度までの150クラス開催を最後に、いよいよオープンクラスを初採用した大会となった。(セミ・クローズドの解釈と安全確保に最後まで苦悩したが、多くの選手の声に後押しされた形での採用であった。)



大会のコンセプトは十年という一区切りを意識して、「原点回帰」
 ここ吉野ヶ里歴史公園で産声を上げた佐賀県DG協会が、初期の頃から目指していた、誰もが楽しめて工夫しながら攻略できるコース作りや大会運営を目指そうというもの。

吉野ヶ里の春の風を感じながら、難攻不落の池周りのホールや距離感を惑わせるフラットなホール、そしてやっかいな樹木に守られたホール等々を各レベルの選手がそれぞれの技術を駆使した攻略を楽しんでプレーしていたのが印象的だった。
 
私自身も優勝の梶山プロと共に予選で回ったが、ハイレベルな攻略法の数々はコースを用意した者の想像を超えるイマジネーションで、次々にバーディーを量産していた。とりわけ#16では誰も使わないサイドアームでの超高空からのハイザーラインを見いだしていた。

決勝ラウンドでも、150mの#1で、アゲンストの風に果敢にワンオンを狙い、距離こそ届いたものの僅かに右に流れ、ガッチリ守る池にディスクが吸い込まれたが、ギャラリーの皆をうならせた。

表彰式では、プロアマ合わせて8クラスの上位半数以上が表彰台に上がり、特製の唐津焼きディスクや吉野ヶ里公園で収穫された赤米など多くの賞を手にして、たくさんの笑顔がはじけた。
特に、アマチュア部門に果敢に初チャレンジされた鹿児島のレジェンド達には、協会から特別賞としてディスクバッグが贈られ大喜びされた。これからも楽しんでプレーを続けて欲しい。

また、距離は短くてもびっしり生える樹木がガードして、トッププロでもなかなか苦労する場面も見られた#5において、長岡弘選手のホールインワンが炸裂!見事エース賞をゲットされた。

大会には本協会からは事務局長しかフル出場できず、会長始め他の会員はスタッフ業務や本業等に追われたが、準備段階から撤収作業まで他県協会の皆さんにいろいろな面でご協力いただけたのが、印象的だった。

これからも少人数でもよりよい大会作りを目指して頑張りたい。


佐賀県ディスクゴルフ協会 事務局長