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ラッキーセブンとはまさに本大会の為にあるような言葉です。過去の数大会は毎年雨に悩まされましたが、第7回大会は完璧なお天気で、雪景色の八ヶ岳を背景に、富士山を望む会場は、まるで今までとは別コースの様な、まさに”Disc Golf Heaven”と呼ぶに相応しい高原リゾートでのトーナメント開催でした。
今回参加された方はラッキーでしたね。


第7回清里の森オープンは、山梨県・清里の森ディスクゴルフコースにおいて、5月19日(土)、20日(日)の二日間、JPDGA公式戦ローカル大会として開催しました。
 本大会は、プロ部門32名、アマチュア部門18名、合計50名のエントリーを受けましたが、1名の棄権があり49名での競技となりました。

●第7回清里の森オープン特別賞
【アベレージ賞】
清里の森オープンのトーナメントコースは、プロもアマも毎年同じティ、同じレイアウトで競技することが大きな特徴です。毎年参加されている方はご自身の成長や衰え?を体感できると共に、今までのご自身のスコアにもチャレンジ出来るコースです。本大会では過去の参加者の個別アベレージを計算し、過去のアベレージより今回の予選ラウンドの平均が上回ることができたプロ・アマ各部門の上位3位迄を『アベレージ賞』として表彰しました。
 ◆アマチュア部門
1位:-28.92 実広太陽(千葉県)
2位:-17.00 鈴木 泉(山梨県)
3位:-9.00  須田知成(東京都)
 ◆プロ部門
1位:-6.17  前田加依子(東京都)
2位:-3.50  手塚大樹(東京都)
3位:-3.47  諸岡通容(東京都)
初参加の方は今回パー設定55を基準に集計しましたが、来年以降は今回の結果が基準になりますので、また腕を磨いてリベンジしてください。

【ニアピン賞】
恒例の建物に隠れたブラインドの18番46mで、予選1R、2R、3R(アマ予選1R)の計3回ニアピンが競われ、プロ部門のおじさんクラスの3名が賞品を獲得しました。
1R目:櫻井康生(栃木県) プロ・Gマスター
2R目:江原隆夫(東京都) プロ・マスター
3R目:関 千明(千葉県) プロ・Gマスター
【ホールインワン賞】
昨年は出なかったホールインワンですが今年は8番ホールで初のエースが達成されました。今回予選ラウンドで完璧なラウンドを見せた川崎篤人選手(東京都)が来年以降清里の森OPに1回参加費無料で参加できる永久権利を獲得しました。

●第7回清里の森オープン アマチュア部門成績
アマチュア部門は予選18Hと全員参加の決勝ラウンド9Hで競技が行われました。今大会はアドバンスとシニアGMの2クラスが成立し、Gマスター、レジェンド、U13、U10の各クラスにもエントリーがありましたが不成立の為上位クラスでの競技となりました。
【アドバンスクラス】
アドバンスクラスは12名の競技となり、1R目は藤原英明選手がスコア60(+5)で去年に続き予選トップ通過、1打差で西野進介選手が、3打差に須田知成選手とU13の実広太陽選手が、4打差に福留俊昌選手が続き、この5人の優勝争いとなりました。
決勝ラウンド(9H)では、ベストスコア29(+1)をマークした福留選手が順位を上げ2位に1打差まで迫り4位に食い込み、30(+2)の須田選手が2打差の西野選手に追いつき2位タイに2名が並び、今年は安定的なスコア30(+2)にまとめた藤原選手が、トータル93(+10)のスコアで昨年の決勝での逆転負けの悪夢を払拭し見事初優勝しました。
順位を一つ下げたものの5位に入賞した実広太陽選手はU13にもかかわらずトップグループでのラウンドは見事でした。アベレージ賞の30近いスコアアップやプロ部門でもバーディの少ない3番ホールで見事バーディを決めるなど、超かっこ良かったよ。
【シニア・グランドマスタークラス】
シニアGMクラスは6名の競技でした。毎年レベルの高い戦いが繰り広げられるこのクラスは、1R 目は59(+4)のアマ部門のベストスコアを出した昨年チャンピオンの重松泰彦選手がトップに立ち、1打差60(+5)の好スコアでレジェンドエントリーの若林由雄選手が2位につけ、トップから4打差で佐藤実選手が追う展開になりました。
決勝ラウンドでは、予選トップの重松選手が9Hスコアを31(+3)にまとめ昨年の優勝スコア94を大きく上回るトータル90(+7)でホールアウトしたものの結果は2位に後退。決勝でベストスコア29(+1)を記録した若林選手が逆転しトータル89(+6)でアマチュア部門のトップスコアで初参加、初優勝を飾りました。

●第7回清里の森オープン プロ部門成績
2DAY大会のプロ部門は、18H予選3ラウンドと全員参加で準決勝9H、上位4位までの選手が決勝6Hで競技をしました。決勝コースは6ホール×2コースを設定し、オープン&マスタークラスは6H:Par23(Total:Par215)、レディス&Gマスタークラスは6H:Par19(Total:Par211)の設定で競技が行われました。
【グランドマスタークラス】
Gマスタークラスは7
で競われ、1R目は54(-1)の関千明選手がトップに立ち1打差で櫻井康生選手が続き、トップから4打差に諸岡通容選手が追いかける展開になりました。2R目は同クラスのベストスコア53を出した諸岡選手が一気に二人を抜きトップに立ち、1打差に櫻井選手が、5打差に大滝朗選手が上がり、7打差で関選手が続く展開で初日を終えました。3R目は順位に変化はなかったものの上位4人が好調で全員アンダーパーを記録し5位以下を大きく突き放し準決勝前に決勝進出を決定づけました。準決勝に入り同じパーティになると相手を意識してかスコアを崩す選手が多い中、終始安定的なラウンドを続けた櫻井選手が逆転で3打差のリードを奪い、そのままの勢いで決勝ラウンドを消化しトータル214(+3)のスコアで初優勝を飾りました。2位には(+6)で諸岡選手が、3位には(+11)で大滝選手が、4位に(+12)の関選手が入賞しました。
【マスタークラス】
マスタークラスは6
(1名棄権)の競技となり、1R目は最近安定感を増したカール ギャリティ選手が53(-2)でトップに立ち、江原隆夫選手と黒田隆志選手が1打差で続く混戦でスタート。2R目には黒田選手が52(-3)とスコアを伸ばし-4でトップに立ち、1打差でカール選手、3打差で江原選手、トップから5打差で坂井秀勝選手が続く展開で初日を終了。3R目は坂井選手が大会ベストスコアタイの49を記録し一気に逆転トップへ躍り出て、53でスコアを伸ばした江原選手が2打差で続き、初日上位の2名はスコアを崩し、4打差でカール選手、8打差で黒田選手が追う展開となりました。3R目の勢いから優勝争いは上位2人に絞られた感があり、準決勝江原選手は諦めずに2打差のまま食い下がりますが準決最終ホール15番でバーディを奪い取りリードを広げた坂井選手が江原選手の追撃の気持ちを萎えさせ、そのまま決勝ラウンドでも3打差を維持しトータル211(-4)のスコアで大会2連覇を達成しました。2位には(-1)で江原選手、3位は(±0)でカール選手、4位は(+4)で黒田選手が入賞しました。
【レディスクラス】
レディスクラスは8名の競技となり、1R目60(+5)の佐藤幸子選手がトップに立ち、アマ登録の関口成子選手が3打差で続き、そこから其々2打差で3位に実広加代子選手、4位に前田加代子選手、5位に浅谷久美子選手が続きました。
今大会の見どころはプロ登録の選手に対して最近成長著しいアマ登録の選手がどこまで対抗出来るか、決勝枠の上位4位に誰が入るかが注目されました。2R目、3R目はプロ登録の二人が実力を発揮し、佐藤選手が(+13)のトップで抜け出し、2位には実広選手が(+23)で関口選手を逆転し3打リードを広げました。4位争いも浅谷選手が逆転して前田選手に3打差リードして予選を終了しました。
準決勝では、2位争いと4位争いが熾烈を極め、それぞれあった3打差が追いつかれる展開となり5人での決勝ラウンドとなりました。
決勝ラウンドの結果、全てのラウンドでトップスコアを記録した佐藤選手がトータル226(+15)で完全優勝を果たしました。注目の2位争いはプロの面目を保った実広選手が(+31)で死守し、アマで健闘した関口選手は(+34)で3位に入賞。4位には浅谷選手が(+56)で入賞しました。
【オープンクラス】
オープンクラスは11
の競技となり、1R目はいきなり今大会のベストスコア49(-6)を記録した川崎篤人選手がトップに立ち、2位には52(-3)で松田英明選手が続き、3位に53(-2)の実広泰史選手、4位には54(-1)で白井一夫選手が続き、過去のアベレージランキング上位者がリードを許し追いかける展開になりました。
2R目も51でまとめた川崎選手がトータル(-10)で初日首位をキープ。50のベストスコアを出した白井選手が (-6)で首位と4打差で2位に浮上。3位には52で(-5)の実広選手が続き、54と伸び悩んだ松田選手は (-4)で4位、決勝進出を目指す望月選手が53のスコアでトータル(-1)と5位につけました。
3R目は川崎選手と白井選手が共に50でスコアを伸ばし1位(-15)と2位(-11)の順位は変わらず4打差のまま、3位には52で(-8)の実広選手が続き、54の松田選手は (-5)で4位、5位の望月選手が53でトータル(-3)と4位に2打差まで迫りました。
準決勝では、22で(-13)と5打スコアを伸ばした実広選手がパーで回った(-15)の川崎選手に2打差まで迫り、白井選手も2打スコアを伸ばし(-13)で2位タイに並びました。4位争いはパーで回った松田選手が2打差のまま望月選手を振り切り決勝進出しました。
決勝特設6Hではで、スタートから2H目で2打差を追いついた白井選手と川崎選手が並び、決勝4H目白井選手が先に10m以上のバーディパットを決めると川崎選手も10m程のバーディパットを入れ返し両者白熱のまま1位タイでラウンドを終了。決勝をパーで回った実広選手が(-13)で3位入賞し、3打スコアを伸ばした松田選手が(-8)で4位に入賞しました。
サドンデスの1H目、135m投げおろしでロングパットを決めた白井選手が2度目の優勝を掴み取りました。
プロ・アマとも入賞者には賞品と副賞が贈られ、更に各クラス優勝者には清里の森オリジナル木製盾が贈られました。優勝者には後日名前を刻印し渡されます。

最後に、この度清里の森OP開催において、会場提供や数々のご協賛を頂いた清里の森管理公社様、大会備品を格安でご提供頂いた株式会社ヒーロー様、賞品の協賛を頂いたDDJam様、参加賞Tシャツにデザイン提供頂いた山田武様に感謝申し上げます。