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大会運営に関する情報  

( Update:2012/8/8 )

競技マニュアル(抜粋暫定版)

目次
1章 大会運営
○ 大会参加登録
○ 大会開催時の受付
○ 練習ラウンドとプレー開始
○ コースサイズ(ホール数・距離)の確定
○ タイブレーク
○ 賞金(賞品)の分配
○ オフィシャル

2章 部門資格
○ 概要

3章 選手の行動ついて
○ プレーのペース
○ 選手の間違った行為
○ カート・キャディー
○ メディア・スポンサーとの関係

大会運営に関する追加情報

はじめに
JPDGA競技マニュアルはJPDGA公式・公認大会の運営とガイドラインの概略について記載している。公式ルール等の文書と合わせて運用されたい。これらの運営方法とガイドラインは全てのJPDGAの公式・公認大会において適用されることが望ましい。もしトーナメントディレクターが、それらの規定の中に適用することが難しい項目が発生した場合は、JPDGAと迅速に連絡を取る必要がある。
 
ゲームに対する姿勢
ディスクゴルフのゲームの大部分において、審判が立ち会うことはほとんどない。このスポーツは、他の選手に対して配慮し、また、ルールを守ることによる個人の誠実・正直さによって成り立っている。選手はプレー中、いかなる時も正しいマナーと礼儀、そしてスポーツマンシップに基づいた行動をとらなければならない。これこそがディスクゴルフのゲームスピリットといえる。
 
 
1章 大会運営
大会参加登録
 
  1. プレーヤーのエントリー用紙とエントリーフィーが、大会事務局側に届いた時点で公式にエントリーが終了したとみなされる。
  2. 参加登録は、JPDGA公式戦に関して大会初日前日の5週間前の同じ曜日一杯 の時点でエントリーが定員をオーバーした場合、下記の優先順位に 基づき優先参加出場資格を決定するものとする。主管者はその結果 を公開すると共に、優先から漏れた人に対して早急に知らせるものと する。優先順位の決定方法は後述の通りとする。 ただし、大会初日前日の5週間前以後に定員をオーバーした場合、 または要項が公開された場合は全て受け付け順に優先順位を決定 するものとする。 また、大会の定員については、全体のスケジュール遅延など、大会運営に支障が無いようにTDの判断と責任により決定するものとする 。

    優先順位 1番:JPDGA A・F会員
         2番:主管団体会員(ただし、NT大会は本部と他の主管団体の共催時のみ)
         3番:JPDGA B・C会員
         4番:JPDGAレーティング登録者
         5番:その他
  3. エントリー受付の順序は、エントリー用紙とエントリーフィーが振り込まれた日付けによって決定される。
  4. オンライン受けつけを行っている場合は、オンライン上の受け付け日時によって受け付け順が決定される。
大会開催時の受付
 
  1. JPDGA公式戦に関しては、受付が必要である。2DAYの場合、2日目も実施が望ましい。
練習ラウンドとプレー開始
 
  1. プレーヤーは練習ラウンドが許される時間の設定に注意を払い、それを守る責任がある。コースは大会のための設営ならびに練習ラウンドのための設定が変わることがある。トーナメントディレクターは大会期間中練習ラウンドのためにコースの一般開放を停止することが出来る。
  2. 決められたスタート時刻に、決められたスタートホールに来て、スタートに備える事はプレーヤー自身の責任である。
  3. 1パーティー内の人数はトーナメントディレクターにより承認された場合を除き,公正を期するため3人以上でなければならない。もし、2人以下になった場合は、オフィシャルが、正規の競技者のプレーの邪魔にならない範囲でプレーをしながらそのパーティーに同伴しなければならない。
  4. 1パーティー内の人数は5人以上にならない事が望ましい。出来るだけ4人になることが望ましい。
コースサイズ(ホール数・距離)の確定
 
  1. トーナメントディレクターの判断により、準決勝・決勝のラウンドはホール数を削減しても構わない。ただし、その内容については事前に告知されるべきである。
  2. 準決勝・決勝に進出出来るプレーヤーが何らかの理由で準決勝・決勝のプレーをしなかった場合でも、カットライン上の最下位の賞金・賞品を受け取ることができる。
  3. 各種大会において、1ラウンドにおけるホール数及び1ホールの平均距離は、次の内容でコース設定をすることが望ましい。
      NT・1Rのホール数が18以上。1ホールの平均距離は100m以上
      ABT・1Rのホール数が18以上。1ホールの平均距離は90m以上
      LT・1Rのホール数が18以上。1ホールの平均距離は80m以上
      公認大会・特に規定は設けないものとする。
タイブレーク
 
  1. ラウンドの合間にグループ分けがやり直しになる場合はスコアがタイのプレーヤーは適当な方法で順位が付けられるべきである。この場合、スコアがタイのプレーヤーは最後のラウンドで良いスコアのプレーヤーが上位にランクされる。
    次のラウンドへのカットが必要な場合等は、トーナメントディレクターの判断により適切な方法でタイのプレーヤーは順位付けが実施される。
  2. 1位以外の順位タイは公式記録としてタイとして扱う。賞金は該当順位の賞金を合計したものを該当人数で分割して均等に与えられるものとする。トロフィーや賞品の受領者はトーナメントディレクターによって決められた、サドンデスプレーもしくはディスクゴルフのスキルに関係する競技(ニアピン、パッティングコンテスト 等)によって決定されるものとする。
賞金(賞品)の分配
 
  1. 受け取りを辞退されたすべての賞金・賞品は次の順位の選手に授与されるものとする(例えば、もし3位の選手が賞金・賞品の受け取りを辞退した場合、3位の賞金・賞品は4位の選手に、4位の賞金・賞品は5位の選手に授与される)。もし、全てのプレーヤーが賞金・賞品の受け取りを辞退した場合は、大会として該当賞金・賞品の授与を保留しても良い。
    ただし、TDの判断により、賞金のみの辞退の場合、賞金に代わる賞品の授与により、これに変える事が出来る。
オフィシャル
 
  1. 正規のオフィシャルとして従事するには、JPDGAの有効会員であり、かつ、オフィシャル資格試験に受験・合格して、ディスクゴルフのルールに精通していることが証明されなければならない。ルールの改正があった場合、オフィシャル資格を維持するには、JPDGA本部によって実施されるルールの改正を盛り込んだ新しいオフィシャル資格試験に合格する必要がある。
  2. トーナメントディレクターはオフィシャル資格を持っている必要がある。

  3. 大会のオフィシャルはオフィシャル資格試験に合格しており、また、大会中はルールブックを携帯している必要がある。大会に参加していないオフィシャルは、大会中立ち会った(目撃した)プレーに関する裁定を行うことができる。大会に参加しているオフィシャルは自分が参加している部門のルールの裁定をすることは出来ない。
    オフィシャルの裁定はパーティー内の裁定より優先される。ただし、疑問が生じた場合選手はトーナメントディレクターにアピールすることは出来る。
    トーナメントディレクターはオフィシャル資格を持っていない人に対して、例えばスポッター(OB判定者)のように、特定の裁定をする権利を与えることが出来る。このような場合、スポッターの裁定はパーティー内の裁定より優先される。
 
2章 部門資格
概要
 
  1. 選手は参加資格の無い部門へ出場することは出来ない。

  2. 選手は自分が参加出来る部門の規定について知っていなければならない。参加資格の無い部門へのエントリーはその大会において失格、以後JPDGAのイベントへも参加できないことがある。
    ただし、TDの許可があれば、規定の参加費を払うことにより、賞に絡まない範囲で、この限りではない。
 
3章 選手の行動について
プレーのペース
 
  1. 全ての選手は、パーティ内の他の選手から大きく遅れないようにプレーのペースを守る努力をするべきである。選手はゴールから次のティーへ速やかに移動する必要がある。また、ホールのラウンド中も過度の遅れが無いように行動しなければならない。
  2. 過度の遅延が生じた選手は大会オフィシャルから遅延時間に関する警告を正式に受ける。詳細は801.03B:過度の遅延関するペナルティーを参照。
選手の間違った行為
 
  1. JPDGAは適切な振る舞いやメディアに対する発言等にたいして厳しい方針を持っている。もし、選手として非常識・異常な振る舞いをした場合、選手はトーナメントディレクターによって失格扱いとなった上に、JPDGA規約(第3章第7条)により厳しい処分をうけることになる。
  2. 選手はJPDGAの公式イベントに参加している時、プロフェッショナルらしく、またスポーツ選手として正しい態度を期待されるものである。この規定に違反する内容としては以下のような行為が該当する。
     (1)明確にそして継続的に汚い言葉を発すること。
     (2)怒ってディスクやそれ以外の物を投げつける行為。
     (3)他の人に対する著しく無礼な態度。
     (4)物や動植物に対して明白にそして故意に破壊や虐待を行うこと。
     (5)公式ルールに対して欺こうとする行為。
     (6)他の人に対する攻撃や脅し。
     (7)国や県、自治体の法律・規則、公園やそのディスクゴルフコースの規定や規則に違反する行為。
     (8)国や県、自治体の法律・規則に違反している物を所持していること。
     (9)大会中、ラウンドがスタートしてからスコアカードが提出されるまでの間にお酒を所持すること。
     (10)大会中(公式練習~閉会式)の会場内(コース・大会本部・選手控え場所を含む)において、プレーヤーズパーティー等主催者が許可した場合を除き、飲酒をすること。
    JPDGAの公式戦において、この規則に違反した場合、即失格となる。公認戦においてこの規則に違反した場合、失格となるかどうかはトーナメントディレクターの判断に委ねられる。
    同じ大会においてこの違反に関してすでに警告が出ていた場合、2回目のいかなる警告を受けた場合、即刻失格となる。
     (11)大会中、ディスクゴルフの公式ルールに違反する、もしくはしたがうことを拒否した場合。
     (12)大会オフィシャルが、あるプレーヤー自身、もしくは他のプレーヤーの行為に関して調査する場合に、協力を拒否したり妨害した場合。
     (13)プレーヤーのレーティング値を操作して変えるために、意図的にミスをしたり、プレーを途中で停止したりすること。
カート・キャディー
 
  1. ゴルフカートのような移動手段が全ての選手に対して用意されていない限り、JPDGAの全てのイベントにおいて、選手はプレー中、歩いて移動しなければならない。
  2. 選手はプレー中にキャディーの帯同、あるいはバッグ等の運搬道具の使用が許されている。キャディーは選手同様、全ての公式ディスクゴルフルール並びに服装規定を含む競技マニュアルが適用される。
  3. キャディーの帯同を選択した場合、スタート2分前の合図からプレー終了後スコアカードが提出されるまで、キャディーの振る舞いは全て選手の責任となる。キャディーの間違った行為は選手とキャディー両方について、プレー停止や失格の対象となる。
  4. 選手はキャディーに対して、選手がスローをする時に邪魔にならないように適当な距離を置く必要があることを教えなければならない。
メディア・スポンサーとの関係
 
  1. JPDGAの公式イベントへの参加者は、本人の写真・画像や絵の類をJPDGAやその関連会社が出版・公表するものに使用することに同意する必要がある。
  2. JPDGAの公式戦に参加した選手は、競技開始30分前以降を除き、全てのメディアへの出演要望に対して応じる必要がある。
  この本の全ての著作権はJPDGAの属するものである。
競技マニュアル第1版2012年8月に施行。
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